昨年、最速154キロの速球を投げるドラフト候補として注目されていた古屋敷匠真投手、プロ志望届を提出したものの指名漏れとなり、セガサミーから2年後のドラフト会議での指名を目指す。
2年後待ってるからな
古屋敷匠真投手は法政大で最速154キロの速球を投げ、三浦銀二投手、山下輝投手などと共にプロが注目する投手だった。
しかし、8月に新型コロナに感染すると、隔離期間などで球速が150キロ台から140キロ中盤へと落ち、急ピッチで調整をしたものの、最後のアピールの場だったドラフト会議直前の立教大とのカードではリリーフで2試合に登板したものの、結果を出すことはできなかった。「焦って一気に調子を崩してしまった」と話す。
ドラフト会議では山下投手が東京ヤクルトの1位で、三浦投手がDeNAの4位で指名され、外野手の岡田悠希選手も巨人に指名される中で、名前は呼ばれなかった。山下投手、三浦投手から「2年後待っているからな」と声をかけられ、「悔しい思いをしたから頑張れる。1軍で活躍できる状態でプロに行きたい」と決意を新たにした。
セガサミーに進み、3月6日に開幕する東京スポニチ大会に向けて調整をしているが、「最初にインパクトを与えることでチーム内の立ち位置が変わる」と話し、意気込みを見せる。
問題なく調整できていれば150キロ台を連発する力のある古屋敷投手、スポニチ大会での投球が注目される。



東京六大学リーグの法大でプロ入りを目指した昨年、新型コロナウイルスの影響をもろに受けた。左腕・山下(ヤクルト1位)、経験豊富な右腕・三浦(DeNA4位)と同学年。古屋敷は両者を上回る球威が魅力でドラフト指名が期待されたが、8月に新型コロナウイルスに感染した。隔離を経て復帰したが「焦って一気に調子を崩してしまった」と球速は150キロ台から140キロ台中盤まで落ちた。大学最終シーズンだった4年秋は5試合に登板し、防御率5・14。ドラフト当日の10月11日は、野球部のミーティングルームで指名を待ったが名前は呼ばれなかった。
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