東洋大は1年生の宮下朝陽選手が6番セカンドで出場すると、キャリア初のサイクル安打を達成した。昨年のドラフト戦線で注目された遊撃手で、杉本監督も「化け物ですよ」と話す。
注目内野手
宮下朝陽選手は昨年、北海高校の大型遊撃手として、守備、打撃とプロも注目する選手だった。チームメイトだった木村大成投手(福岡ソフトバンクドラフト3位)、大津綾也捕手(巨人育成ドラフト10位)がプロ志望届を提出し、ドラフト会議で指名される中で、大学進学のためにプロ志望届を提出しなかった。
この日、6番セカンドで出場した宮下選手は、初回に1アウト1、2塁のチャンスにレフト前にタイムリー2ベースヒットを打つと、4回1アウト3塁からセンターオーバーのタイムリー3ベースヒット、6回に大学の公式戦初となるホームランを放ち、9回にセンター前にヒットを打ってサイクル安打を達成した。「ホームランを打って少し意識をした。サイクルは初めてだったので、うれしかったです」と話した。
この1年生の活躍に、東洋大の杉本監督は「化け物ですよ」と話す。「金属バットよりも木製バットのヘッドの使い方がうまい。そうじゃないと、あれだけ飛ばないと思うんです」と話した。また、「守備の雰囲気も凄い。」と内野手として守備も評価されている。
昨年、非常に評価されていた遊撃手で、2025年のドラフト会議では打撃も守備も良い大型遊撃手として、ドラフト1位で指名されるような選手になってほしい。期待は今から大きい。

杉本泰彦監督(62)は入学して間もない宮下の活躍に「化け物ですよ」と笑った。「金属バットよりも木製バットのヘッドの使い方がうまい。そうじゃないと、あれだけ飛ばないと思うんです」。打撃練習では外野フェンスを越える打球を飛ばし、強打をアピールしてきた。これまで数多くの選手たちを指導してきた杉本監督も舌を巻くほどだ。

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