都市対抗野球近畿地区2次予選で、社会人NO.1右腕の大阪ガス・河野佳投手が登板し、9回を完投し10奪三振も2失点で敗戦投手となった。この試合には10球団のスカウトが視察、阪神の統括スカウトが評価をした。
序盤は彼らしい投球
河野佳投手は、日本製鉄広畑との試合で先発すると、初回は抜群の制球力で3者連続の見逃し三振を記録した。4回まで無失点に抑えたものの、5回にボールが高くなったところで4安打2失点、しかし、6回からは修正して9回までを再び無失点に抑えた。
試合は打線が12安打したものの1失点に抑えられ、9回8安打10奪三振2失点で完投したものの敗戦投手となった。河野投手は4月25日のJABA京都大会で先発したものの、5回2/3で7安打3四球3失点0奪三振という投球に、「60、70点」と話していたが、調整に不安も感じさせた。
しかし、大切な都市対抗予選に標準を合わせて調整を進めており、この日は「次につながるピッチングができた。しっかり勝って代表権を取りたい」と手応えを得ていた。
河野投手は社会人NO.1右腕として注目され、この日も巨人、阪神など10球団のスカウトが視察し、阪神の畑山統括スカウトは「序盤は彼らしいいい投球を見せていた。高卒3年目にしたら完成度が高い投手」と評価した。
やや調整の遅れが心配されたが、都市対抗に向けてしっかりと状態を上げてきたことは素晴らしいし、試合を作る力は非常に高い。あとは昨年からのプラスがどのあたりに見られるかをチェックし、それが認められればドラフト1位で指名したいという球団は多いだろう。

立ち上がりは圧巻の投球を披露した。コーナーを突いていきなり3者連続見逃し三振。しかし、ボールが高めに浮いた五回に4安打を浴びて2失点。その後は修正して試合を作った。阪神・畑山統括スカウトは「序盤は彼らしいいい投球を見せていた。高卒3年目にしたら完成度が高い投手」と評価した。

巨人、阪神など10球団のスカウトが視察。初回に3者連続三振を奪うなど4回までは無失点に抑えたが5回に4安打で2点を失った。6回以降は修正し、9回までの4イニングは単打1本に封じた。
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