プロ注目のスラッガー、高松商の浅野翔吾選手がこの日、夏初戦の1番バッターと初回の打席に立つと、カウント1−1からの3球目を初スイングし、打球はレフトスタンドに軽々と運ばれていった。この日は8球団15人のスカウトが視察し、巨人・横浜DeNAなどが評価をしている。
初スイングで
軽く振った打球が、軽々と運ばれていく。浅野翔吾選手はこの夏の初スイングで、高校通算62本目となるホームランを放った。「振り切るというか、うまくバットに乗せて運ぶことができました」と話した。
浅野選手は侍ジャパンU15代表に選出された経験があり、高松商に入学しても1年目からその打力と、50m5.9秒の足、そして遠投110mの肩に注目された。1年の秋には阪神にドラフト1位指名された高知高の森木大智投手と対戦したが、軽々と長打を放ち、その打撃技術の高さを示していた。
昨年秋からドラフト1位候補として名前が上がっていた。打つのが当たり前に感じられるのか、打っても大きく取り上げられる事はなかったが、ホームラン数は安定して伸びてゆき、肩、足でも鋭いプレーを見せていた。そしてこの日は、8球団15人のスカウトが視察し、その力の違いを見せつけた形になった。
横浜DeNAは三原球団代表など4人態勢で視察した。
横浜DeNA・吉見スカウト:「打つべき球を選んで打っている感じがする。軸足で粘っているイメージかな」
巨人・水野スカウト部長:「素晴らしい。振りがよく、遠くに飛ばせる。順調に成長していて、高校の中でも上の選手」
北海道日本ハム・加藤スカウト:「一発で仕留める力がある」
ドラフト上位指名を確実とするような評価となった。この日は4回に犠牲フライを打ち、2打数1安打2打点だった。
個人的にはドラフト1位指名は堅いのではないかと思う。171cmと上背は無いものの、肩・足があり、スイッチヒッターでもあるため、この日のように1番としても活躍できる。吉田正尚選手のように高い打率を残せるスラッガーとなり、日本を代表する選手になるだろう。



ネット裏に詰めかけた8球団15人のスカウト陣にもインパクト十分だった。4人態勢のDeNA・吉見祐治スカウトは上位候補と認めた上で「打つべき球を選んで打っている感じがする。軸足で粘っているイメージかな」と成長を感じ取った。

この日は8球団15人のスカウトが視察。4回の中犠飛を含む2打数1安打2打点に、巨人・水野スカウト部長は「素晴らしい。振りがよく、遠くに飛ばせる。順調に成長していて、高校の中でも上の選手」と、うなずいた。強肩で脚力があり、左でも打てる器用さを備える。

この日は8球団15人のスカウトがスタンドに集結。三原球団代表ら4人態勢で視察したDeNAの吉見スカウトは「打つべき球を打っている。大人になった印象」と成長を感じ取った。日本ハムの加藤スカウトも「一発で仕留める力がある」と声をそろえた。
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