高校野球南北海道大会では決勝戦が行われ、札幌大谷が知内に勝利し甲子園出場を決めた。知内の147キロ左腕・坂本拓己投手はプロ志望届を提出することを明らかにした。
まっすぐで強気に
最速147キロの速球を投げ、準決勝で東海大札幌の門別啓人投手との投げ合いを制して決勝に勝ち上がっていた知内の坂本拓己投手だったが、この日は3回に3失点、6回、7回にも1点を失うなど、7回を投げて10安打5失点と抑えることができなかった。「疲れがある中でどれだけできるかがカギだったが、自分はまだまだ」と涙を見せた。
それでも、「プロ志望届は出す。小さい頃からなりたいと思っていたので。課題をどんどんつぶしながら、いい投手になれたら。まっすぐで強気にやれる投手を目指したい」と話し、プロ志望を表明するとともに、プロでやっていく姿を思い描いた。パワー系の左腕投手として、ドラフト会議では4位前後での指名と予想する。プロで投げている姿が楽しみ。
勝った札幌大谷のエース・森谷大誠投手も、準決勝で苫小牧中央の斉藤優汰投手との投げ合いを制して勝ち上がってきた。疲労が見えたこの日、4回に3四球で1失点した時点で「ストライクが入らない」と話していたものの、力を抜いた投球で9回5安打2失点で完投し、甲子園出場を決めた。
森谷投手はこの夏に最速148キロを記録し、門別投手、斉藤投手、坂本投手が注目される中に加わってきた。甲子園でアピールができることになり、その投球が注目される。


25日に115球を投げたエース坂本拓己(3年)が、2戦連続先発した。疲れを実感する中も、5回に1死二、三塁のピンチを防ぐなど力を振り絞った。「悔しい部分はあるが、仲間の大切さとか感じられた、いい経験だった」。そう初の決勝舞台を振り返った最速147キロ左腕は、プロ志望届を出すことを決めた。「小さい頃からなりたいと思っていたので。課題をどんどんつぶしながら、いい投手になれたら」。

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