巨人や阪神がドラフト1位指名候補にしている高松商の浅野翔吾選手が、国体1回戦の下関国際戦に出場すると、2安打1打点の活躍を見せた。試合に敗れて高校最後の試合となり、最後は涙を見せた。
巨人スカウト注目
浅野翔吾選手はこの日、0−5となった3回にレフトオーバーのタイムリー2ベースヒットを打つと、6回にはもう少しでスタンドに飛び込みそうなライトフライ、そして8回1アウト1,2塁の場面では142キロの速球をライト前に弾き返す安打で、5打数2安打1打点の活躍を見せた。
6−8の9回最後の攻撃はネクストバッターズサークルに立ったがそこで試合終了となると、「泣かんとこうと思ったんですけど、みんながありがとうと言ってくれた。いろんなことがこみ上げてきて泣いてしまった。めちゃくちゃ涙もろいんです。やり切りました」と試合後に涙を見せた。
この日も巨人の担当スカウト・岸スカウトが視察をし、「真っすぐに力負けせず、変化球に対応できる能力がある。注目されても結果を出す、スター性は去年から感じています。」と話し、U18杯で負傷しテーピングをしていた左手首についても「左手首も問題ないと確認できた。」と話した。そして「選球眼が良くなったのが、一番成長したところ。バットが内から出てくる。早いうちから1軍の戦力になっていける」と、即戦力と評価した。
巨人が1位指名を公表したことについて、「安心したけど、本当に1位で指名されるのかという不安もある」と話すが、宿舎で会った近江の山田陽翔選手からは、「すごいな」と羨ましがられたという。
高校野球のすべての試合を終え、あとは20日のドラフト会議を待つ。

視察した巨人・岸スカウトは「真っすぐに力負けせず、変化球に対応できる能力がある。(U18W杯で負傷し、テーピングをしていた)左手首も問題ないと確認できた。選球眼が良くなったのが、一番成長したところ」と、変わらず高評価した。

▽巨人岸スカウト(米国でU18W杯に出場する浅野を視察し、この日も客席でチェック)「注目されても結果を出す、スター性は去年から感じています。(打撃で)バットが内から出てくる。早いうちから1軍の戦力になっていける」
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