侍ジャパンU18代表候補強化合宿の2日目、午前中の紅白戦では山形中央の武田陸玖投手と仙台育英の高橋煌稀投手の東北の好投手2人が先発した。また専大松戸の平野大地投手や打者では九州国際大付の佐倉侠史朗選手なども活躍を見せた。
巨人・日本ハムのスカウト部長が評価
紅白戦第1試合では山形中央の武田陸玖投手が先発し、真鍋慧投手にヒットを打たれるなど2回3安打も、けん制で2つのアウトを奪い無失点に抑えた。最速は144キロを記録し、「ガンガンストレートで攻めていけた」と話した。
この日は12球団41人のスカウトが視察をしたが、巨人の水野スカウト部長は「投げっぷりがいい」と評価し、北海道日本ハムの大渕スカウト部長も「打撃は捉えるのがうまく、投打にセンスがある」と評価した。
この日はライトの守備にも付き、2安打を記録した。前日の練習で馬淵監督から絶賛されたが、「自分の良さが出せた」と紅白戦でも力を見せた。
センバツ大会で甲子園に出場していた選手がいる中で「自分に集中するようにしている」としっかりとプレーをしている。将来について聞かれると、「プロで二刀流」と力強く話し、プロ志望の意思をはっきりと明らかにした。
活躍
先発した仙台育英の高橋投手も力強いストレートで3回をノーヒット無四球で無失点に抑える好投を見せた。
専大松戸の平野大地投手も2回を投げてストレートを中心に2回1安打2奪三振1失点、佐倉侠史朗選手などから三振を奪い、「久しぶりにいいボールがいってるかなと思った。自分でも今日は自信を持ってできた」と自己分析した。
合宿については「前田くんだったり、東松くんだったり、仙台の高橋くんだったり、やっぱりいいピッチャーの球を見て。身近で見られることもないと思うので、だいぶ刺激になってます」と語り、「何か1つでも自分のたけたところをつくって帰っていきたい」と話した。
打者では佐倉侠史朗選手が2試合で7打数3安打1四球という内容、2試合目には沖縄尚学の東恩納蒼投手に木製バットを折られながらもセンター前に運ぶヒットを放ったが、金属よりも難しいなと思いました。練習する機会をもっと増やさないといけない」と話した。
馬淵監督は印象の残った投手として升田早人投手は「なんかもっといいと思うんですけど、センバツ終わってから全然投げていない状態ですから。でも、やっぱりいいところはありますよね。」と話し、「特に今日調子が良かったのは、仙台育英の高橋くんと前田くんですかね。非常に完成度が高いという気がしました。ボールの勢いがあったのは東松くんとかね」と名前を挙げた。
9月にU18W杯が予定されており、7イニング制で行われる予定で、「2イニング、3イニングだと調子のいい投手はなかなか打てないですね。今日、そう思いました。大会そのものが7イニング。調子のいい投手をつぎ込んでいったらゲームは作れそうな気はしました。」と話し、WBCの決勝のように細かい継投で勝っていくイメージを作っていた。

スカウトは12球団41人が集結。巨人・水野スカウト部長は「投げっぷりがいい」とたたえ、日本ハム・大渕GM補佐兼スカウト部長も「打撃は捉えるのがうまく、投打にセンスがある」と評価した。





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