BIG3としての一人、広陵の真鍋慧選手が甲子園に別れを告げた。慶応との試合で10回タイブレークの打席では送りバントを敢行した。
ホームランは出ず
高校通算62本塁打を放つ左のスラッガーとして注目される真鍋慧選手、この日は四球、三振、センターフライの後、7回の第4打席でセンター左にヒットを打った。しかし、3-3で迎えた9回裏、2番の谷本選手が安打で出塁すると、真鍋選手は送りバントを敢行したものの、三塁への飛球となった。
中井監督からはバントでも打撃でもどちらでもOKというサインで、自らの判断でバントを行った。「次の小林が調子が良くて」とこの日3安打を放っている4番に託そうとした。試合はタイブレークの末に3-6で敗れ、「1点取ったら勝てる試合。必ず送らないといけなかった。自分のミスで負けてしまったので悔しいです」と話した。
今大会は2試合8打数3安打3打点、全て逆方向への安打だった。勝利のために確実にヒットを打つ打撃を続けた。これで3度出場した甲子園が終わった。3度の出場で29打数13安打7打点と高い打率と打点を誇るが、甲子園でのホームランは打てなかった。「いろんな経験をさせていただいて甲子園で終われることはよかった。チャンスで回ったら絶対かえしてチームを勝たせられるようなバッターに」と振り返った。
今後が注目される。プロ志望届については「自分的には出そうと思っているんですけど、どうなるかわからない。もう一度、中井先生としっかり話して決めたい」と話し、はっきりと明言はしなかったが、プロ志望届を提出する意思を示した。
高校通算62本塁打のスラッガーが見せた甲子園での姿に、スカウトがどのように評価し判断するかが注目される。個人的にはインコースのストレートを思い切り引っ張ってホームランを放つ姿を見たかったが、コンタクト能力やスイングのバランスなども良いと感じた。ドラフト会議では3位前後の指名と予想する。








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