春季高校野球近畿大会に出場した滋賀学園の大型遊撃手・岩井天史選手が、スカウトから注目されている。
184cm遊撃手
岩井天史選手は184cm72kgの遊撃手。上背があるがまだ線は細い。それでも遠投で125mを記録し、投手としても142キロを記録する強肩を持ち、50m6.0秒の足があり軽快な動きができる選手で、本人も「身のこなしの軽さを意識して守っています。肩の強さを生かして、三遊間の打球は絶対にアウトにしてやる、とこだわっています」と話す。
大型遊撃手としても、「身長が高いと動きが鈍くなったり難しい部分もあると思う。だけど短距離走で切れを出したり長身を持ち味に変えてきました」と話し、瞬発力を高めてきた。打撃についても高校通算は5本塁打で、「コンタクト率が高く、打率を残せる打者だと思います」と自己分析している。
この大型遊撃手にはプロのスカウトも注目しており、ある球団の幹部は「雰囲気がいいね」と話し、他のスカウトも足について「加速したらめちゃくちゃ足が早い」と可能性をみている。
下半身と上半身をバランス良く鍛えてゆき、体重が80kgを超えてくるくらいになった時にどのくらいの打球のスピードを出せるようになるか、また加速がどのくらいになるかが楽しみな選手で、将来性が高く評価される選手だと思う。
今年は大型遊撃手の高校生候補の名前が挙がり、近畿大会でも大阪学院大高の今坂幸暉選手もバネのある動きでアピールした。「今年に入ってプロ入りへの気持ちが強くなりました。いい選手はたくさんいるけど、負けないように頑張ります」と話し、プロ志望の意思も見せており、今後も注目を集めてゆきそうだ。

コメント