都市対抗野球近畿地区2次予選は第三代表決定戦が行われ、三菱重工Westが日本製鉄瀬戸内に6-2で勝利し本戦出場を決めた。プロ注目の竹田祐投手が8回2失点の力投を見せた。
東京ドームで借りを返す
この2次予選ではここまで3試合中2試合で先発してフル回転の竹田祐投手、この日の代表決定戦は3回に自己最速タイの153キロを記録、2回から6回まで毎回安打を許す展開だったものの、6つの三振や内野ゴロで打ち取る投球で無失点を続ける。
7回と8回は疲れも見えて四死球と安打でそれぞれ1点ずつを失うが、8回最後の打者を三振に仕留めた。8回7安打9奪三振3四死球で2失点(自責点1)の力投だった。「かなり緊張したんですけど、粘り強く投げられたと思います」と話し、経験も生かした投球となった。
社会人1年目に大学時よりも威力が増したストレートを投げ、2年目の昨年は社会人屈指の投手として注目されたが、ストレートのキレも悪く、フォームもやや特徴的になっており、ドラフト会議では指名漏れした。
「去年が全然ダメだったので、この予選と本戦のために冬の練習を頑張ってきた」と話し、冬にフォームの修正を行うと、今予選の日本生命戦では11球団のスカウトが視察し高評価されるようになると、この日も153キロを記録し1年目よりも球の力がました投球を見せた。
昨年の都市対抗本戦ではJR東日本戦で登板し、3回2/3を投げて5失点、ドラフト指名漏れに影響があったのは間違いない。「去年は打たれたので、JR東日本と当たってやり返したいです」と話しリベンジに燃える。
秋のドラフト会議でも指名の可能性が高くなっているとみられ、東京ドームでの投球によって更に評価が高くなり、ドラフト2位まで上げてくる来るかもしれない。

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