東芝の大卒2年目捕手・萩原義輝選手の評価が良いようだ。流通経済大時代から注目されていたスローイングにスカウトが「一番いい」と評価、打撃でもアピールができており、都市対抗本戦の舞台でのアピールが注目される。
大学時代に指名漏れ
萩原義輝選手は東海大相模から流通経済大に進むと捕手に転向し、二塁送球1.7秒台という素晴らしい肩を見せて注目された。また、大学2年秋から5季連続で打率.340以上を記録し、4本塁打の長打力も見せていた。スカウトも評価をしていたのだが、ドラフト会議ではプロ志望届を提出したものの指名はなかった。
東芝に進むと2年目の今年は3月のスポニチ大会で6番捕手で出場し、右中間への二塁打など打撃を見せると、捕手としても巧みなリードを見せた。特に「肩の強さが自分の武器。ボールの握り替えには自信があります」と話す肩については、プロのスカウトも「ドラフト候補の捕手で、スローイングは一番いい」と評価する。
大学で指名漏れとなったことについて、「あの段階でプロに行っても通用しない、ということだったと解釈しています」と話す。大学で捕手に転向してから、基本的な練習をする中で、投手とのコミュニケーションなどを図るまでには時間が足りなかった。しかし東芝では社会人でもトップクラスの投手がいる中で、「投手とのコミュニケーションや、ブロッキングが成長しました。キャッチャーとしての総合力のベースが固まってきたかなと思います」と自信を見せる。
チームは都市対抗本戦に出場する。昨年に日本生命の捕手としてその存在感を見せた石伊雄太選手は、中日にドラフト4位で指名されると、現時点でセ・リーグ1位の盗塁阻止を見せており、即戦力として活躍をしている。萩原選手も本戦で大きな活躍を見せ、プロで二塁送球1.75秒の肩で活躍をしたい。

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