創成館・森下翔太投手が4失点粘投も敗戦、大学進学しプロ目指す

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全国高校野球選手権大会では、創成館(長崎)が関東第一(東東京)に1-4で敗れ、初のベスト8進出はならなかった。阪神の主砲と同姓同名で注目されたエース右腕・森下翔太投手(3年)が先発し、9回途中4失点と粘りの投球を見せたが、あと一歩及ばず。試合後、涙ながらに悔しさを語り、次は大学で野球を続け、将来はプロの世界を目指すことを誓った。

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聖地での死闘、あと一歩及ばず「エースとして勝利に導けず悔しい」

「エースとしてチームを勝利に導くことができなくて、悔しい気持ちです」。試合後、森下翔太投手の目からは涙があふれた。この日も先発のマウンドに上がると、関東第一の強力打線を相手にストライク先行の強気のピッチングを展開。スライダーを有効に使い、粘りの投球を続けたが、9回に連打を浴びて2点を失い、マウンドを降りた。8回1/3を投げ11安打を浴びながらも4失点(自責点3)で98球の熱投だったが、チームを勝利に導くことはできなかった。

それでも、聖地での2勝は大きな財産だ。史上初のナイターで行われた開幕戦では、153球を投げ抜き1失点13奪三振の快投で完投勝利。2回戦でもリリーフで3回無失点と、その実力を存分に発揮した。「最高な場所でした」と、甲子園のマウンドを振り返った。

昨秋ベンチ外からのエースへ、驚異の急成長

大会前から注目されていた。阪神で活躍する森下翔太選手と同姓同名ということもあるが、昨秋まで最速135キロでベンチ外。その後「誰よりも練習をしました」と地道な走り込みと筋力トレーニングを重ね、春までに最速149キロに成長し、見事エースの座を掴み取り、チームを3年連続の甲子園出場に導いた。稙田龍生監督も「勝てる投手に成長してくれた。森下とともにチームも成長した甲子園だった」と、その成長と奮闘を労った。

親戚・緒方漣の活躍を胸に、次のステージへ

次の大きな目標がある。大学日本代表でも活躍する国学院大学の緒方漣内野手が遠い親戚にあたり、横浜高校1年時に甲子園で放った逆転サヨナラ3ランをテレビで見て、「父から親戚だと知らされました。自分もその舞台に立ちたいと思いました」と、大きな刺激を受けた。

「上のレベルまで行って、一緒の場所でプレーしたいと思います。また成長して、いつかプロの世界でプレーしたい」。森下投手は大学に進学し、さらにスケールアップして4年後のプロ入りを目指す。今大会で十分に実績と知名度を高めることができた。次は大学で、再び森下翔太の名が聞かれるのを待ちたい。

森下翔太投手 プロフィール

  • 氏名:森下 翔太(もりした しょうた)
  • 生年月日:2007年7月18日
  • 出身地:熊本県
  • 経歴:西合志南野球クラブ(西合志南小2年) – 熊本西リトルシニア(西合志南中) – 創成館高校(3年)
  • 投打:右投左打
  • 身長・体重:170cm68kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:最速149キロを誇る右腕。阪神タイガースの森下翔太選手と同姓同名。2025年夏の甲子園では開幕戦で1失点13奪三振の完投勝利を挙げるなど2勝をマーク。昨秋はベンチ外だったが、冬のトレーニングで急成長。卒業後は大学進学予定。国学院大学の緒方漣内野手と親戚。
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創成館(長崎)の追い上げは届かなかった。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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