【侍ジャパンU18】チームは散開でそれぞれの道へ、敦賀気比・岡部飛雄馬選手は社会人野球からプロ入り目指す

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第32回 WBSC U-18ベースボールワールドカップで、侍ジャパンは準優勝に輝いた。チームはこれで解散し、3年生はそれぞれのチームへと戻り、そしてそれぞれの進路へと進む。リードオフマンとして全9試合に出場し、打率4割、出塁率5割超えの活躍でチームを牽引し、大会最多となる7盗塁で盗塁王に輝いた岡部飛雄馬内野手(3年=敦賀気比)は、卒業後は社会人野球へ進み、守備を磨いてプロ入りを目指す。

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リードオフマンとして全試合出場、打率4割&盗塁王

不動の「1番・遊撃」として、岡部飛雄馬選手は侍ジャパンの攻撃の起点であり続けた。全9試合に先発出場し、打率.400、出塁率.559と傑出した数字を記録。スーパーラウンドの米国戦では、タイブレークで走者一掃の決勝二塁打を放つなど、勝負強さも光った。

特にその足は世界を相手に存分に通用した。大会最多となる7盗塁を記録し、個人タイトルである盗塁王を受賞。この活躍に、「自由に監督さんが走らせてくれたので、そこは小倉監督に感謝したいです」と、信頼に応えられたことに感謝を述べた。

決勝で敗れはしたものの、「本当にアメリカも強かったですし、自分たちも出せるべく力を出したと思うので、やりきった気持ちではあります」と、すがすがしい表情で大会を振り返った。

課題は守備「もっともっと練習して」

一方で、岡部選手は自身のプレーに満足していない。特に遊撃の守備を今後の課題として挙げた。「自分は守備の方で魅せていきたい。今回守備の方で結構ミスが出てしまったので、もっともっと練習して。盗塁も自信はあるんですけど、しっかり守備を磨きたい」と語り、さらなるレベルアップを誓った。

打撃と走塁で世界に通用することを示したリードオフマンが、次のステージでは守備力に磨きをかけ、より完成度の高い選手を目指す。

社会人野球を経てプロの世界へ

岡部選手は夏の甲子園大会終了後には、社会人野球に進むことを明らかにしていた。この日も、進路について社会人野球に進むことを話し、まずは社会人チームでプレーし、攻守にわたる技術をさらに高めてからプロの世界を目指す考えだ。

ミスもあったがその素晴らしいスピードや状況に応じた打撃は、やはり素晴らしかった。アメリカ戦でのタイブレークの一打や、パマナ戦でのサヨナラスクイズなど、その勝敗を決する重要な打撃を見せていた。社会人野球ではショートで、そのスピードと共に今大会で見せたような試合を動かせる選手になって、3年後のドラフト会議で注目される選手になりたい。

岡部 飛雄馬 プロフィール

  • 氏名:岡部 飛雄馬(おかべ ひゅうま)
  • 所属:敦賀気比高校 3年
  • ポジション:内野手
  • 主な特徴や実績:U-18 W杯で侍ジャパンのリードオフマンとして全試合に出場し、打率4割、出塁率5割超えを記録。大会最多7盗塁で盗塁王を受賞。卒業後は社会人野球を経てプロを目指す。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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