北海学園大・工藤泰己投手が最終戦で157キロ、プロ志望届提出翌日の最終登板で3回6K完全投球

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札幌六大学野球秋季リーグは25日に最終戦が行われ、プロ志望届を提出したばかりの北海学園大の159キロ右腕・工藤泰己投手(4年=北海)が今季初先発。3回を無安打6奪三振、一人の走者も許さない完璧な投球で、ドラフト会議へ向けた最後の投球を締めくくった。

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最終登板で圧巻の9人斬り

ドラフト会議まで1ヶ月を切った最終登板で、工藤泰己投手はそのポテンシャルを存分に見せつけた。リーグ優勝を決めている札幌大戦に先発すると、3イニングを投げ打者9人に対し、6つの三振を奪うパーフェクトピッチング、最速は157キロを記録した。

工藤投手は159キロ右腕として注目された今季だったが、首の寝違えにより出遅れ、初登板は9月19日の北大戦で、その翌日の北海道文教大戦では6回途中から登板して打者4人に3安打を浴びて降板していた。

そしてこの日の最終戦で先発するとこれが今季初先発だったが、「最後の最後に先発だったので、前日は不安もあったが、投げるしかないので腹をくくって頭を整理して、投げることのフォーカスした」と36球で大学ラスト登板を素晴らしい投球で締めくくった。

チームは延長10回タイブレークの末に敗れ、8回から4番手で登板した木村駿太投手(4年)が3回3失点(自責1)と悔しい結果になったが、工藤投手はドラフトへ向けて最高の形でリーグ戦を終えた。

仲間と共にプロの舞台へ

工藤投手は前日の24日、チームメイトの木村駿太投手、高谷舟投手、常谷拓輝内野手と共にプロ志望届を提出した。提出を終え、「ずっと入学した時からプロで活躍することを目標に頑張ってやってきたので、この先どうなるか分からないけど、提出するところまで成長できたのはすごく光栄なこと」と、4年間の成長を実感している。

この日の試合後には4年間バッテリーを組んだ新谷盛飛捕手と「4年間ありがとう」と抱き合った。「この大学でこのメンバーでやってこないと、ここまでこれなかったと思う。この大学で野球をやれて良かった」と、仲間への感謝を口にした。

10月23日にはドラフト会議を迎える。工藤投手は「もっと成長したい」と話し、「ピンチになると球威で押しに行くクセがある。絶対的に抑えられるボールを作っていかないと苦労する」と話す。そして「運命に任せる気持ちですが、練習に打ち込みます」と話し、大学野球のすべての日程が終了してからドラフト会議までの間も成長を続ける。

工藤 泰己 プロフィール

  • 氏名:工藤 泰己(くどう たいき)
  • 所属:北海学園大学 4年
  • 出身:北海高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速159キロ。大学日本代表候補。MLB球団も注目する世代トップクラスの剛腕。
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北海学園大工藤 圧巻3回完全 ー スポニチ北海道版紙面

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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