東都大学野球の1部・2部入れ替え戦が10日に行われ、2部優勝の立正大学が1部6位の駒澤大学に延長12回、9-8でサヨナラ勝ちし、2021年春以来10季ぶりの1部復帰に王手をかけた。激闘に終止符を打ったのは、1年生捕手の椎木卿五(しいき けいご)選手。父に元ロッテ捕手を持つサラブレッドが、土壇場で劇的な決勝打を放った。
1年生捕手が決めた!引き分け目前の延長12回サヨナラ打
まさに死闘だった。初回に3点を失うも追いつき、二転三転する激しい展開のまま8-8で延長戦に突入。引き分け再試合もちらつき始めた延長12回裏、立正大は2死一、三塁の好機を迎える。ここで駒大ベンチは前の打者を申告敬遠。1年生の椎木卿五選手との勝負を選択した。
「初球を狙うという覚悟を持って、打席に入りました」。その言葉通り、甘く入った外角ストレートを振り抜くと、打球は右前へ。劇的なサヨナラ打に、椎木選手は塁上で喜びを爆発させた。「自分はプレッシャーを楽しめる。今日のような試合も、ワクワクしながらやっていました」と、強心臓ぶりを見せつけた。
元中日・金剛監督も絶賛「そういう星の下に生まれた子」
横浜高校出身の1年生捕手の活躍に、元中日投手で就任4年目の金剛弘樹監督も「そういう星の下に生まれた子。打つかなと思っていたら、やっぱり打ってくれた」と笑顔で称賛。「土台づくりからやってきて戦えるチームになってきた。きょうも粘り強く勝てた」と、1部昇格へあと1勝と迫るチームの成長に手応えを見せた。
巨人育成2位・林が3回2/3を無失点の好救援
この勝利には、ドラフト指名投手の快投もあった。今秋ドラフトで巨人から育成2位指名を受けた林燦(きら)投手が、9回途中から4番手として登板。今秋最長となる3回2/3を1安打無失点と完璧なリリーフでサヨナラ勝ちを呼び込み、勝利投手となった。女房役の椎木選手も「これだけ真っすぐを続けられた試合はなかった。今日はベストじゃないかと思います」と、先輩の気迫の投球を絶賛した。
椎木 卿五 プロフィール
- 氏名:椎木 卿五(しいき けいご)
- 所属:立正大学 1年
- 出身:横浜高校
- ポジション:捕手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2028年ドラフト候補。横浜高校出身の1年生捕手。東都大学1部・2部入れ替え戦で延長12回にサヨナラ打を放つ。父は元ロッテなどで捕手として活躍した椎木匠氏。
httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/11/kiji/20251111s00001089024000c.html
httpss://www.chunichi.co.jp/article/1162205
httpss://hochi.news/articles/20251110-OHT1T51250.html
httpss://www.nikkansports.com/baseball/news/202511100001271.html
httpss://www.sanspo.com/article/20251110-AXYZHFD6P5HGNOHJ5MAPGV2YHY/






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