帝京平成大が悲願の2部昇格へ王手、社会人クラブチーム経験の三輪圭摩投手が1失点完投

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東都大学野球の2部・3部入れ替え戦が10日に神宮球場で行われ、3部優勝の帝京平成大学が2部6位の国士舘大学に3-1で先勝。2021年春以来10季ぶりとなる悲願の2部昇格に王手をかけた。立役者となったのは、エースの三輪圭摩(けいま)投手(2年)。社会人クラブチームでのプレー経験も持つ異色の右腕が、6安打1失点、自身初となる無四球完投勝利を飾った。

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復帰登板で圧巻の“大学初”無四球完投

3度目の正直へ、エースが快投を見せた。帝京平成大は2022年春の東都リーグ参戦以来、過去2度の入れ替え戦に臨んだが、いずれも国士舘大学に敗れ昇格を逃している。因縁の相手との大事な初戦、先発マウンドを託されたのは、シーズン終盤に右わき腹を痛めていた三輪圭摩投手だった。

2回に先制を許したものの、その後は最速150キロを誇る直球とスプリットを軸に粘りの投球。「先頭打者を出し続けていたのがダメだったので、中盤から入りに気をつけた」と、4回以降はわずか1安打に抑え込み、6安打1失点で見事に投げきった。これが大学で初となる無四球完投勝利。「初戦を勝てたのは大きい」と、エースの役割を果たし胸を張った。

異色の経歴、原監督も「もっといいピッチャーになる」

三輪投手は異色の経歴の持ち主だ。米国の中学校を卒業後、暁星国際高校での野球は1年半で終了。通信制の第一学院高校に転校し、勉学の傍ら、元広島投手の新美敏氏(母方の親戚)が監督を務める社会人クラブチーム「エスプライド」でプレーし、帝京平成大学に進学した。

そのポテンシャルに、原克隆監督も「きょうは初めての無四球だった。まだまだ、もっといいピッチャーになる」と、2年後のドラフト候補にもなりうる逸材のさらなる成長に期待を寄せた。「あした投げるかは分かりませんが、しっかり準備したい」と力を込めた181cm右腕が、チームの悲願をその右腕で掴み取る。

三輪 圭摩 プロフィール

  • 氏名:三輪 圭摩(みわ けいま)
  • 所属:帝京平成大学 2年
  • 出身:第一学院高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 身長:181cm
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。最速150キロ。米国のジュニアハイスクール卒業後、高校1年半で野球を終え、通信制高校、社会人クラブチームを経て大学に進学した異色の経歴を持つ。東都2部昇格をかけた入れ替え戦で1失点無四球完投勝利。
2027年度-大学生のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

httpss://www.chunichi.co.jp/article/1162199

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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