スポニチ関西版では、2026年の関西のドラフト候補の紹介をしている。大学生では、立命館大学の最速151キロ左腕・有馬伽久投手(3年)が、明治神宮大会で記録した10者連続奪三振により、ドラフト1位の評価は不動のものとなった他、社会人でも、日本生命の中津大和選手が1年目から活躍し、大学時に注目された選手の台頭が期待される。
大学生:立命大・有馬伽久が最注目、「今秋でも上位」の声
関西の大学生投手陣の中で、頭一つ抜けた存在が立命大の有馬伽久投手だ。11月の明治神宮大会では、大会新記録となる「10者連続奪三振」を達成し、全国にその名を轟かせた。
夏に侍ジャパン大学入りするなど既に評価は高かったものの、この秋の活躍により、スカウトからは「今秋ドラフトでも上位だった(スポニチ)。」との声が聞かれているという。最速151キロの直球と質の高い変化球を投げる左腕は、大学ラストイヤーでどこまで飛躍をしていくのかが注目される。
関西学生リーグでは近畿大学の宮原廉投手も今秋5勝を挙げると、侍ジャパン大学代表候補合宿にも参加して、素晴らしい球を見せていた。関西六大学リーグは、素材型の投手が多い。大阪商業大学の最速148キロ左腕・星野世那投手は、まだ実績を積み上げられていないが、近江高校時から注目されている投手でブレークが期待される。龍谷大の田中大希投手はスケールの大きな150キロ右腕、他にも高校時に注目された野原元気投手(京都産業大)、松林幸紀投手(大阪商業大)、148キロ左腕の常深颯大投手(大阪経済大)なども成長を期待したい。
野手では大商大の春山陽登選手が、リーグ通算9本塁打の長距離砲として注目される。
社会人:王子・柴崎聖人が若獅子賞、即戦力候補ズラリ
社会人選手も注目、日本生命の中津大和選手が1番打者として不動のポジションで活躍をしている他、柳舘憲吾選手、笹原愛斗捕手(日本新薬)、井上幹太選手(NTT西日本)など、大学時に注目された選手が更に出てくるかもしれない。
投手では、来年限りでの休部が決まっているパナソニックの右腕・柿本晟弥投手が1年目から先発ローテーションに定着し結果を残した。他にもNTT西日本の大型右腕・高井駿丞投手や来年3年目を迎える日本生命の大型右腕・真野凜風投手などもいるが、メジャーどころではない社会人チームにも150キロ前後を投げる投手がおり、一気に注目を集めるかもしれない。
注目選手 プロフィール(大学生)
有馬 伽久(ありま・がく)
- 所属: 立命館大学(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 特徴: 最速151キロ左腕。神宮大会で10者連続奪三振の新記録樹立。ドラフト1位候補。
星野 世那(ほしの・せな)
- 所属: 大阪商業大学(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 特徴: 最速148キロ左腕。怪我からの復帰が待たれる本格派。












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