兵庫ブルーサンダーズを自由契約となった落合秀市投手が、来年もNPB入を目指して現役を続行する意向を示した。独立リーグのチームから声がかかっているという。
現役続行
落合秀市投手は昨年、和歌山東で最速148キロの速球を投げ、そのフォームや球の威力にメジャーリーグのスカウトも注目し、NPB球団も上位候補として注目していた。
しかし、野球の取り組みの姿勢などに課題があり、2019年のドラフト会議では指名漏れとなった。ドラフト会議後には野球を辞める意向を示し、その後、紆余曲折ありながら兵庫ブルーサンダーズで現役を続行している。
今年は新型コロナの影響で関西独立リーグも試合数が少なかったが、落合投手は9試合で0勝3敗、防御率6.30と結果を残せなかった。今年もドラフト候補だったものの指名はなく、チームからも自由契約となっていた。橋本監督は「1年1年気持ちを切り替えて、新たな気持ちでやった方がもつかなと」と話し、環境を変えることが必要と話した。
現役を続けるかが注目されていたが、橋本監督は「まだはっきりと決まっていません。後は本人次第なところはあると思います。年内に決まってくれたら良いなと思います」と話し、独立リーグの他球団から声がかかっていることを明らかに、本人もNPB入りをめざし、来年も現役でプレーする意向だという。
まずはチームが決まり、そして来年はしっかりと結果を残せるかどうか。まだ高校卒2年目と若い選手だが、時間が経つにつれて高校時代の印象がどんどん薄まっていく。劇的な活躍、変化がなければ指名は難しい。持っているものは素晴らしいのはわかっている。あとは落合投手本人が目標を自分のものとして認識できるかがポイントとなりそうだ。

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