広島スカウト会議、大学生・社会人で5選手を1位候補に

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広島は9月28日、広島市内の球団事務所でスカウト会議を開き、大学・社会人の指名候補48人を映像で確認した。ドラフト1位候補を5人に絞り込んだ。

即戦力選手の1位指名

スカウト会議では、ドラフト1位候補となるAランクに、東洋大の上茶谷大河投手、甲斐野央投手、梅津晃大投手、日体大・松本航投手、立命館大の強肩俊足の外野手・辰己涼介外野手の5人をリストアップした。社会人選手について苑田スカウト部長は、「ハッキリとこれが1位というのはいなかった」と話し、ドラフト1位指名候補は挙げられなかった。

この日は、大学生・社会人の選手のみを話し合いをし、指名候補をリストアップしたが、苑田聡彦スカウト統括部長は、「即戦力ばっかりを獲ればその1年はいいかもしれないが、育てるのがカープの伝統としてある。左投手で言えば、床田や高橋の成長の芽を摘むことは避けたい」と話し、目先の補強をせずに、これまで獲得した選手の成長も考慮して即戦力選手の指名をしていく方針を明らかにした。この日も、将来性のある選手についても映像でチェックしたという。

高校生についてはすでに8月17日のスカウト会議で指名候補を33人に絞り込んでおり、上位候補には大阪桐蔭・藤原恭大選手、根尾昂選手、報徳学園・小園海斗選手、金足農・吉田輝星投手を挙げている(広島カープがスカウト会議、高校生の指名候補は33人)。その中で、金足農・吉田輝星投手についてはこの日、「プロ志望届を出していないので保留です」と話し、また、「高校生にするかは、ポジション別で決定したい」と、投手ならば大学生の即戦力、内野手なら高校生の根尾選手、小園選手、外野手なら藤原選手か辰己選手という事になり、吉田投手の1位指名の可能性は今のところなさそうだ。

プロ志望届の提出期限が終了する10月中旬に開くスカウト会議で、最終的な1位指名の絞り込みを行う。苑田スカウト部長は「さすがカープという1位を指名したい」と話した。

広島カープのドラフト会議
2018年度-大学生投手のドラフト候補リスト
2018年度-高校生内野手のドラフト候補リスト
2018年度-高校生外野手のドラフト候補リスト
2018年度-大学生外野手のドラフト候補リスト

会議に出席した苑田聡彦スカウト統括部長は、「即戦力ばっかりを獲ればその1年はいいかもしれないが、育てるのがカープの伝統としてある。左投手で言えば、床田や高橋(昂也、樹也)の成長の芽を摘むことは避けたい」とコメント。この日も、上位候補だけでなく、将来性のある有望株も映像でチェックした。
社会人に関しては、「“ハッキリとこれが1位”というのはいなかった」と見通しを明かし、金足農・吉田輝星について「プロ志望届を出していないので保留です」と議論を先送り。「さすがカープという1位を指名したい」と10月25日のドラフト会議を見据えた。

今回は大学、社会人選手のリストアップが主眼で、48人に絞った。苑田スカウト統括部長は、上位候補に立命大・辰己涼介外野手、東洋大の甲斐野央、上茶谷大河、梅津晃大の3投手、日体大・松本航投手(いずれも4年)の5人の名前を挙げた。
高校生候補の詰めの作業はプロ志望届が出そろう国体終了後まで保留する。10月中旬に、スカウト会議を開き、全体の方針を固めていく。

広島は28日、マツダスタジアムでスカウト会議を開き、10月25日のドラフト会議へ向けて大学生、社会人のリストを48人に絞り込んだ。1位候補に投手は松本(日体大)甲斐野、上茶谷、梅津(以上東洋大)、野手では辰己(立命大)が挙がった。10月中旬に再び会議を開き、最終的な意見をまとめる予定。

大学、社会人計48人のビデオをチェック。上位候補は立命大・辰己、東洋大・上茶谷、甲斐野、梅津、日体大・松本の5人。苑田スカウト統括部長は1位候補について「高校生にするかは、ポジション別で決定したい」と説明した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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