広島カープは10月1日、マツダスタジアム内の球団事務所で約3時間のスカウト会議を開き、10月11日のドラフト会議で指名する最終指名候補を85人に絞り込んだ。1位指名は高校生投手の小園健太投手、風間球打投手、森木大智投手の3人から指名をする。
85人に絞り込み
広島はこの日、大学・社会人のドラフト指名候補の絞り込みを行い、約20人の映像を確認、投手を30人、野手を18人の48人を最終指名候補としてリストにした。前回のスカウト会議で高校生の最終指名候補37人をリストしており、合わせて85人が最終指名候補となった。
ドラフト1位指名については、白武スカウト部長が「高校の投手をいくのではないかなと。小園、森木、風間の3人のうち1人でいくのではないかなという内容の話が出た。どうなるか分からないが、現時点では。前日で変わるので。ニュアンスからみたら高校生かなと」と話し、高校BIG3の小園健太投手、風間球打投手、森木大智投手の指名が有力となった。
広島は一昨年は森下暢仁投手、昨年は栗林良吏投手の単独1位指名に成功し、それぞれ先発、抑えとして1軍で柱となる大活躍を見せている。それでもチームは低迷し、セ・リーグの最下位を争う状況で、今年も投手陣の層を厚くするべく即戦力投手が補強ポイントとして上げられていた。
しかし、2006年に単独1位指名をした前田健太投手がエースとして投げていたり、また高卒2年目の玉村投手がローテーションで投げるなど、高校生も比較的早く1軍のローテーションで投げられる状況もあり、大学・社会人にこだわらず、高校生の指名が有力となった。
ただし、この日は筑波大の佐藤隼輔投手、西日本工大の隅田知一郎投手、関西学院大の黒原拓未投手の映像も確認し、好選手の多い大学生左腕投手も確認をしている。また、三浦銀二投手や、高く評価をしている山下輝投手の法政大勢が10月9日に登板することもあり、この投球を踏まえて最終的に1位指名が決定されるのは、ドラフト直前の会議となりそうだ。
右の大砲
また、広島は今年、右の大砲の獲得を補強ポイントとし、これまでのスカウト会議では、求めている右の大砲の候補が少ないと話しもしていた。この日は慶応大の正木智也選手、中央大の古賀悠斗選手、上武大・ブライト健太選手を映像で確認し、ドラフト上位候補としてリストアップした模様。
次回は10月10日に都内でスカウト会議を開き、11日には佐々岡監督も出席して意見を聞き、最終決定をする。



球団首脳や各地区の担当スカウトなどが参加し、大学・社会人選手の映像などを確認した。広島での最後の会議は約3時間、行われた。今年は誰を1位指名するのか-。白武佳久スカウト部長(61)は代表取材に応じ、高校生投手1位指名の可能性を明かした。
「高校の投手にいくのではないかなと。小園、森木、風間の3人のうち、1人にいくのではないかなという内容の話が出た。決まってはいないけど。どうなるか分からないが、現時点では。前日で変わるので。ニュアンスからみたら高校生かなと」
この日の会議では、大学社会人の指名候補選手約20人の映像をチェックした。投手は筑波大・佐藤隼輔投手(4年=仙台)、西日本工大・隅田知一郎(ちひろ)投手(4年=波佐見)、関学大・黒原拓未投手(4年=智弁和歌山)ら30人、野手は慶大・正木智也外野手(4年=慶応)、上武大・ブライト健太外野手(4年=葛飾野)ら18人を最終確認。高校生の候補37人を含め、指名候補を85選手に絞り込んだ。この日が広島で行う最後のスカウト会議。10日に都内ホテルで行う会議で最終結論を出し、11日に運命の日を迎える。


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