広島カープは5月26日にマツダスタジアム内の球団事務所でスカウト会議を開き、ドラフト指名候補を134人までに絞り込んだ。1位、2位指名は投手、3位では二遊間の選手を指名する方針で、地元の広陵・真鍋慧選手は3位から5位の選手と評価した。
16人を映像確認
スカウト会議ではドラフト指名上位候補の16人を映像で確認したが、大阪桐蔭・前田悠伍投手、青学大・常広羽也斗投手、中大・西舘勇陽投手、専修大・西舘昂汰投手、名城大・岩井俊介投手、亜大・草加勝投手などの投手陣と、花巻東・佐々木麟太郎内野手の名前を挙げた。
その上で白武スカウト部長は「目玉はいない。上位は投手でいくと思う。」と話し、1位、2位指名は投手を指名する方針を明らかにした。「高校生では前田が素材で一番評価されていて、それ以外は即戦力。」と話し、高校生投手の上位候補は前田投手のみでであることを明らかにした。
また、「間は二遊間、右」と話し、ドラフト3位、4位の中位では二遊間の選手、右打者を指名する事も明らかにし、「野手は上本、菊池以降、二遊間の右打者が手薄になっている」と理由を話した。また松田オーナーから「育成でも秀でる者があれば取ろう」と育成選手の指名もしていくとした。
真鍋選手は3位から5位の選手
また、映像で確認した佐々木麟太郎選手について白武スカウト部長は「どちらかといえばパリーグタイプ。DHで出てくるような選手」と話し、守備の面で課題があるとした。また、地元の注目スラッガー、広陵の真鍋慧選手については、「秋から春と見てきて1、2位ではちょっと難しい。3~5位の選手かなと。ただ、いいモノは持っている」としてリストアップはしているとした。
広島カープはこれまでも野手については、鈴木誠也選手のように、肩が強く、足の速い選手を鍛えて強くしている所があり、その方針はまだ変わらないようだ。
目玉はいないとしたことから、重複しても1位指名に行くことはないと見られ、最終的には他球団の動向を見ての氏名となると思う。また二遊間の選手は今年はやや少なめで、これから社会人や独立リーグなどからも更にリストアップされる可能性もありそうだ。
前回1月のスカウト会議では265人をリストアップしていたが、今回は134人に指名候補を絞り込んだ。次回のスカウト会議は8月下旬に予定している。







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