近江・京山将弥投手が147キロ速球も6失点、大学進学へ

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近江高の京山将弥投手は2回途中からの登板となり、最速147キロを記録したストレートとチェンジアップで三振を奪った。しかし先発がすでに常総学院に勢いをつけてしまっており、それを抑えることはできなかった。

6失点

先発の深田投手が初回に2失点、2回も1失点しなおもノーアウト1塁の場面で、エースの京山将弥投手が登板した。京山投手は投球前は捕手を座らせて投げた球が1球だけと緊急登板という形になってしまい、制球が定まらず四球を与え1点を失った。3回は最速147キロを記録したストレートと驚異的な変化を見せるチェンジアップとスライダーで空振り三振を奪った。しかし4回には5本のヒットで2失点、その後もホームランを浴びるなど6回を投げて10安打6失点5奪三振という内容で7回に降板した。

近江の多賀監督は「京山が先発した方がよかったかもしれない。途中からいくのは難しかったかも」と話した。エースを先発させなかった采配は疑問が残る。しかし監督は京山投手について「精神面の器を鍛えてほしい」と話し、そのあたりに課題があることを示唆した。

まだ体は細く、下半身がつかえていない。しかし細いものの上体に力があり、腕を折りたたむようにしならせて投げる球は、回転がありストレートはキレがあり、変化球は鋭く曲がった。スライダー、チェンジアップの変化は素晴らしかった。

大学進学へ

京山投手には滋賀大会で10球団のスカウトが視察をするなど注目されている。(近江・京山将弥投手が6安打完封、10球団18人スカウト視察し絶賛

この日も東北楽天の長島スカウト部長は「伸びしろに期待できる」と評価した。しかし京山投手は「自分には早いと思います」と話しプロ入りを否定、卒業後は大学でプレーをする。大学では体をしっかり作ることと、精神面でこのような起用をされない信頼される投手になることが目標となる。それができたとき、4年後にはまたプロ10球団が視察に訪れるような投手になりそうだ。

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3点を追う2回無死一塁から2番手で登板したが、7回2死三塁に左越え2ランを浴びるなど、6回10安打6失点。8回からマウンドを譲った背番号1は「自分の役目を果たせなかったのが悔しい」と涙を拭った。それでも自己最速を2キロ更新する147キロをマークした右腕を楽天・長島スカウト部長は「伸びしろに期待できる」と評価した。

140キロ台半ばを優に超える速球も投げ、能力の高さは示し「最後の夏に甲子園に出られ、悔いの残らないピッチングはできた」と話したが、涙声だった。

予定より早い継投だったため、登板前にブルペンで捕手を座らせ投球練習したのは1球だけ。最速147キロを計測したものの準備不足が影響し「調子は絶好調でした…。準備ができていなかった」と悔し涙。今後の進路については「自分には早いと思います」と進学希望を表明した。

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