横浜・藤平尚真投手が150キロで13奪三振、スカウトたちも熱狂

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横浜高校の藤平尚真投手は序盤から140キロ後半の速球を軸に、東北高校から13三振を奪う投球で1失点完投勝利を挙げた。この日の投球に日米16球団スカウトからは絶賛の声が挙がった。

6回2/3で6安打13奪三振1失点

この日の藤平尚真投手は良すぎるとも言ってよい立ち上がりを見せた。初回は147キロ、148キロのストレートと切れ味鋭いスライダーで3者三振、そのまま2回まで5者連続で三振を奪った。メジャーリーグのスカウトのスピードガンでは150キロを記録していた。3回にはヒットを許し甘めのスライダーを外野の前に運ばれ1失点したものの、失点はこれだけに抑えた。

とにかくストレートに威力があった。初回はバントに行った打者が速球を空振りし、カットしにいっても空振りした。それだけ球威もあり、手元で伸びるストレートだった。スライダーは制球はまだまだも、低めに速く鋭く曲がる球は完全にものにできれば非常に大きな武器になる。

それでも課題としては、これだけの球を投げるのに失点した3回の他、4回にも2安打、6回にも2安打を許した。観戦した横浜高校の元監督・渡辺氏も「もっと緩急を使えるようになればいい」と話すが、緩急を織り交ぜる「投球」の完成度はまだというところか。それでもこれだけ力があり質の良い球を投げ、そしてコントロールもある程度あってけん制や打撃もある選手はなかなかいない。10年に一人とは言わなくともどの年であっても高校生NO.1右腕と呼べる投手だろう。

16球団スカウト絶賛

この試合には国内12球団とMLBの4球団のスカウトが視察、横浜DeNAの池田球団社長や東北楽天の立花球団社長なども視察をした。

◎横浜DeNA・池田球団社長:「地元横浜の超高校級選手。球団も5年たち、高校生のドラフト1位を本気で考えられる戦力になってきた。1位でも競合するんでしょうね。」

◎横浜・吉田スカウト部長:「体も投げ方もいい。鍛えればもっとスピードも出る」

◎東北楽天・立花球団社長:「すごいね。真っすぐで空振り三振が取れる。間違いなくドラフト1位で競合する投手。競合しても指名する価値がある。」

◎埼玉西武・渡辺SD:「アドレナリンが出ていたね。全体的なバランスがいい。これが悪いというのがない」

◎巨人・山下スカウト部長:「直球が手元でグンと伸びてくる。相手が当たったと思っても飛ばない。キレがないと三振はとれない。外角低めのコントロールが良い。右の外角、左の内角、追い込んでからいい所にきまっていた。どの球団でもエースになれる素材。」

◎中日・中田スカウト部長:「素材としては一級品。びしっときまった時のストレートはアマチュア球界の中でもトップクラス」

◎千葉ロッテ・松本球団本部長補佐:「ストレートの質が高く、直球中心に投球できるのがいい。PL学園時代の前田健太も真っすぐとカーブだけだった。球自体ももっと速くなる。藤平君と寺島君は2人ともストレートで勝負できるのが魅力。間違いなく1位で消える。」

◎オリックス・中川スカウトグループ長:「ものは間違いない。1年目から1軍で投げられるし、長いイニングもいけると思う。評価の高い投手はたくさんいるけど、もちろんトップに挙がる選手の1人。」

◎北海道日本ハム・大渕スカウトディレクター:「たまに強烈なスピンがかかっているから、真っすぐで空振りが取れる。当然1位候補」

◎阪神・北村スカウト:「プロで先発できる。甲子園でも堂々としているし、コンスタントに140キロ台が出ていた。序盤はすさまじかったね。エンジンが違う。もちろん上位候補。注目している子ですよ。少しでも勝ち上がってほしい。何回も見たい。甲子園のマウンドが一番似合うんじゃない?」

◎広島・高山スカウト:「修正する能力を持っている投手。1年目の早い時期に1軍に出てくる素材じゃないですか。素材は抜群。素材プラス即戦力に近い選手。」

◎アストロズ・大慈弥環太平洋担当部長:「素材は素晴らしい。完成度としてはまだまだ発展途上。間違いなくすごい投手に化けると思う。」

ここ数年の投手と比較しても安楽智大投手や高橋純平投手より上と評価でき、ドラフト会議では1位で指名競合となりそうだ。ただし田中正義投手や寺島成輝投手との駆け引きでどこかが単独1位となるかもしれない。どこかの球団がいの一番に1位指名を公表する可能性もありそうだ。

2016年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト

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初回の初球、147キロの表示にマンモスがどよめく。先頭から5者連続三振。メジャースカウトのスピードガンでは最速150キロを計測した直球で奪った三振は11を数えた。

東北の4番・植木を「ホップして、ボール2個分浮いてくる」と脱帽させた速球。最速は巨人、日本ハムのスカウトが持つスピードガンで最速149キロを計測した。投の二枚看板を形成する石川と7回2死で交代するまで、奪った三振は13個。フィニッシュは全て直球だった。

▽巨人山下スカウト部長 直球が手元でグンと伸びてくる。相手が「当たった」と思っても飛ばない。どの球団でもエースになれる素材。

 ▽阪神北村スカウト プロで先発できる。甲子園でも堂々としているし、スピードも出ている。もちろん上位候補。注目している子ですよ。少しでも勝ち上がってほしい。何回も見たい。

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