楽天ドラフト1位・小深田選手は台湾で朗報、ハワイ大・山崎選手も指名

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東北楽天はドラフト1位で課題とする野手の指名として東邦・石川昂弥選手と迷ったものの、地元の怪物・佐々木朗希投手を指名した。しかし獲得には至らず、想定通り野手の小深田大翔選手を1位で獲得した。

1位指名に驚き

昨年に続き1回目の抽選を外した石井GMは、「佐々木君はご縁がなかったけど、いいドラフトだったんじゃないかなと思う」と話し、外れ1位で小深田大翔選手が指名出来たことを喜んだ。

小深田選手は168cm69kgの小柄な内野手だが、50m5.9秒のスピードがあり、巧みに打ち分けながらも強い打球を飛ばす所は、大阪ガスの先輩で今年の新人王候補の阪神・近本選手に似ている。外れの1位で指名されたという状況も似ており、来年の活躍が期待される。

その小深田選手は、現在、侍ジャパン社会人代表として台湾でアジア野球選手権に出場をしている。台湾ではホテルの部屋で仲間と共にインターネット中継でドラフト会議を見ていたが、「初めの方で呼ばれるとは思っていなかったので、先輩達がおーっとなってそれでわかりました。驚きの方が強かったです。まさか1位とは」と驚きを隠さなかった。

「近本さんの活躍はいつも刺激になっています。楽天には大学の先輩で同じポジションの藤田さんがいらっしゃるので、非常に心強いです。やるからには新人王を目指したい」と話した。

ハワイ大・山崎選手の指名も

また東北楽天は3位で慶応大の津留崎大成選手を指名、トレーニングで球速を153キロまで伸ばした右腕で、則本投手のフォームを参考にしていたと話す。自分の持ち味について「打者に強気で向かっていけるところです」と話し、「牛タンを食べて体を大きくしたい」と話した。

また育成ドラフト3位ではハワイ大の山崎真彰選手を指名、石井GMと同じ東京学館浦安出身で、東京国際大を2年で退部してハワイ大に進み、セカンドとしてベストナインに当たる、カンファレンスオールスターに選ばれた。石井GMは「シュアな打撃をして、足も結構ある。育成で来てもらうけど、支配下の選手を脅かすくらいのポテンシャルを持っている」と後輩を評価した。

楽天は来年から3軍制のような形で、育成チームの試合を増やしていく。そこで山崎選手がどんなプレーを見せるか注目したい。

石井GMは総括として「即戦力の内野手やピッチャーも取れつつ、次世代を担える内野手、外野手も取れた。育成でも、楽しみな選手が何人か取れた。イーグルス的にはアップグレードできるんじゃないかな」と話し、満足感を示した。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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