東北楽天ゴールデンイーグルスから育成ドラフト4位指名を受けた神奈川大学の金子京介選手(21)が24日、横浜市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金270万円、年俸250万円(金額は推定)で契約合意した。186センチ、95キロという恵まれた体格を誇る右の大砲候補は、担当スカウトから「右の大谷翔平」と評されるほどのポテンシャルを秘めている。育成選手からのスタートとなるが、早期の支配下登録と1軍での本塁打量産を誓った。
2XLのユニホームに袖、大学で20kg減量の肉体改造
真新しい楽天のユニホームに袖を通した金子京介選手。そのサイズは規格外の「2XL」だ。岩手・盛岡大付高時代から長打力には定評があったが、神奈川大での4年間でさらなる進化を遂げた。体重を20キロ落としつつ筋量を増やすという肉体改造に成功し、打撃のキレとパワーを両立。リーグ戦通算11本塁打を放つスラッガーへと成長した。
担当の部坂俊之スカウトも、その力強いスイングと体格から、理想像にドジャース・大谷翔平選手の「右打者版」を挙げるほど。育成枠での指名となったが、「右の大砲になりたい」という野望は大きく、無限の可能性を感じさせる。
神宮大会で猛打賞、「東北の象徴」で輝くために
ドラフト指名後に行われた11月の明治神宮大会でも、その実力を証明した。1回戦の東亜大戦に4番として出場し、3打数3安打の大暴れ。「真剣に練習に取り組めば勝負できる」と、全国の舞台で確かな手応えを掴んだ。
高校時代を過ごした岩手、そして東北への思いも強い。「楽天は東北の象徴」と語る金子選手。「まずは2軍でスタメンで出て、早く支配下を勝ち取りたい」。ワクワクするようなフルスイングで杜の都のファンを魅了し、チームの主軸へと駆け上がる。
盛岡大付で強力打線として騒がせた選手が、神奈川大でも明治神宮大会で活躍するなど力を見せた。プロでは地元球団でのプレーとなるが、巨大な体からのホームランを放ちたい。
金子京介 プロフィール
- 氏名: 金子 京介(かねこ・きょうすけ)
- 所属: 神奈川大学(21歳)
- 出身: 福島県(盛岡大付高校卒)
- ポジション: 内野手(一塁手)
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 186cm、95kg
- 主な特徴や実績: 恵まれた体格から放つ長打力が魅力の右の大砲。盛岡大付高3年夏には県大会で5試合連続本塁打を記録。大学では肉体改造を経てリーグ通算11本塁打。2025年育成ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから4位指名を受ける。











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