北海道日本ハムは11月24日に、エスコンフィールド北海道で新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
北海道日本ハム2025年入団選手一覧
| 順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
| 1 | 大川慈英 | 投 | 明治大 | 180/75 | 右左 | 10000 | 1300 | 27 |
| 2 | エドポロケイン | 外 | 大阪学院大 | 190/101 | 右右 | 7000 | 1100 | 42 |
| 3 | 大塚瑠晏 | 内 | 東海大 | 169/74 | 右左 | 6500 | 1000 | 49 |
| 4 | 半田南十 | 内 | 日大藤沢 | 176/76 | 右左 | 3500 | 530 | 51 |
| 5 | 藤森海斗 | 捕 | 明徳義塾 | 182/74 | 右左 | 3000 | 530 | 57 |
| 育1 | 常谷拓輝 | 内 | 北海学園大 | 180/85 | 右右 | 320 | 260 | 123 |
| 育2 | 横山永遠 | 投 | 青森中央学院大 | 178/80 | 右左 | 320 | 260 | 124 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・大川慈英選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
日本ハムが1位で立石選手、平川選手を外して指名した選手で、リリーフというポジションで1年目から戦力となると判断しての指名であることは間違いない。
東京六大学で3年秋から伸びのあるストレートを見せて実績を積み始めると、今年春は150キロ超の質の良いストレートで、真っ直ぐで空振りを奪えるリリーバーとして東京六大学でも圧倒的なリリーフ力を見せた。ドラフト前は1位候補としてそれほど名前が挙がって来なかったが、投げる球だけを見れは今年のドラフト1位投手の中で最も良い球を投げていた投手だと思う。田中正義投手につなぐセットアッパーか、それとも抑えに回るか。いずれにせよ開幕一軍は確実に求められ、そして福岡ソフトバンクを上回ってリーグ優勝を果たすための最後のピースとして期待される。
ドラフト2位・エドポロケイン選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
190cm101kgという規格外の体格を持つ外野手。万波選手を彷彿とさせる身体能力とパワーが魅力で、当たればどこまでも飛んでいく打球はロマンを感じさせる。粗削りな部分はあるが、その粗さも徐々に削られてきていて、それが評価されたと見られる。
高い身体能力を持つ選手として、新庄監督が好みそうな素材型スラッガーで、1年目から1軍に出場することはあるだろうが、プロのスピードと変化球への対応には少し時間がかかるかもしれない。それでも、とにかく明るさを失わずに前向きに取り組みを続ければ、万波選手にメジャー移籍の話しが出始める頃には、ポスト万波として力を示していることだろう。
ドラフト3位・大塚瑠晏選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
東海大相模高校時代から柔らかくてスピードのあるショートの守備が注目され、東海大でもショートのレギュラーとして活躍した。フットワークの軽さとグラブ捌きは一級品。169cmと大きくなく、打撃のパワーが課題だったが、大学4年間でライトへの痛烈な打球を打てるようになり、侍ジャパン大学代表でも、エスコンフィールドで行われた日米大学野球で、フェンス直撃の当たりを見せていた。
クレバーさのある選手だが熱さも持つ。大学では主将としてリーダーシップもあり、二遊間としてチームを引っ張る力がある。ただし日本ハムは、奈良間選手や水野選手、山縣選手など激しいレギュラー争いが予想されており、そこでポジションを掴むために、そのクレバーさと熱さが大きな武器となるだろう。
ドラフト4位・半田南十選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
日大藤沢高校から指名の好打の内野手。バットコントロールに優れ、広角に打ち分ける技術を持つ。守備センスも高く、ショートやサードを守れるユーティリティ性も魅力。
打撃と守備のバランスの良さがあり、守備力もあれば長打力も見せる。そして体格的にも176cm76kgと、中間的な位置にある選手で、高卒ルーキーとしてどまずはどのような選手になるのかをイメージする所から始まりそうだ。ファームでプロの投手と対戦し、1年間内野手としてプレーしてみてからどの様に変化をするべきか答えを出して、あとはそれに向かって行きたい。3年後に一軍のレギュラーを脅かす存在になってほしい。
ドラフト5位・藤森海斗 選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
名門・明徳義塾で鍛えられた捕手&外野手。現時点ではスピードを活かしたプレーが特徴だが、182cmと身長もあり、まだ軽い体重が80kgくらいになった時にどんなパワーを見せるのかが楽しみな選手だ。
守備では強肩と正確なスローイングが持ち味で、外野手でプレーをしていたが、チーム事情により捕手としても経験を積んだ。半田選手同様に、様々な可能性を持っている選手で、捕手か外野手か、パワー系かスピード系かなど、将来の目指す方向を見つけたい。
育成指名選手
育成1位の常谷拓輝選手は地元・北海学園大からの指名。180cm85kgの体がある遊撃手で、パワーも売りにできる。地元・北海道の地で支配下を勝ち取りたい。
育成2位の横山永遠投手は青森中央学院大の右腕。リリーフで投げ、小さいテイクバックから150キロの球を投げる魅力があり、こちらはイースタンで実績を積み、支配下登録を目指したい。






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