日本生命初戦敗退、小林誠司捕手などを巨人・原沢球団代表が視察、吉原正平投手はチーム残留へ

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 都市対抗野球の4日目、第1試合ではドラフト候補の揃う日本生命が三菱重工横浜と対戦したが3-4で敗れた。

 先発したのはドラフト候補の吉原正平投手。この日は140km/h前後のストレートを投げ3回まではフォークも絡めてノーヒットに抑えたものの、4回に連打から3ランホームランを浴びた。7回に小林誠司選手がタイムリーヒットを放つと同点に追いついたものの、補強選手の中村駿介投手が8回に1点を失った。

 9回には春に好調だったドラフト候補の柿田裕太投手がダイナミックなフォームから143km/hのストレートをインコースに投げて攻めた。サードのエラーに近い強襲ヒット2本でランナーを許したものの無失点に抑えた。1番で出場した小田裕也選手は4打数ノーヒット、4番で出場した井上晴哉選手も3打数ノーヒットに終わった。

 この試合には巨人の山下スカウト部長のほか、原沢球団代表も視察に訪れ「日本生命には候補がたくさんいるから」と話していた。そして大学時代からマークしている小林誠司捕手について「ヒットも打ったけど、基本的には捕手として評価している」と話した。また山下スカウト部長も「肩も含めた守は今秋の候補でもトップクラス。打撃はもう少しパワーが欲しいけど、大学の頃より良くなった。」と評価した。

 巨人はプロアマ交流戦でスカウト総出で視察をしており、また昨年は捕手の指名をしないなど、小林選手の獲得に全力を挙げていると見られる。1位指名は桐光学園・松井裕樹投手の可能性が高いと思うが、外れ1位や2位で小林選手の指名がありそうだ。他球団がどのように動くのかに注目される。

 また日本生命の吉原投手はプロ入りについてこれでは無理でしょう。」と話し、「来年の都市対抗でリベンジしたい」とチーム残留の意思を表した。

 巨人・原沢敦球団代表兼GMが、今秋ドラフト1位候補の日本生命・小林誠司捕手(24)を極秘視察した。

 バックネット裏に陣取る山下哲治スカウト部長らスカウト陣からは離れた位置で、個別に動きをチェック。「日本生命には(ドラフト)候補がたくさんいるから。(小林は)ヒットも打ったけど、基本的には捕手として評価している」と多くは語らなかったが「ポスト阿部」は重要な補強ポイントであり、熱心にペンを走らせていた。山下部長は「肩を含めた守りは今秋の候補でもトップクラス。打撃はもう少しパワーが欲しいけど、大学の頃より良くなった」と評価。密着マークを続けていく。

 日本生命は6年ぶりに近畿第1代表として乗り込んだが、3大会ぶりの初戦敗退を喫した。

 プロ注目右腕の吉原が4回に佐々木に逆転3ランを被弾。甘く入ったスライダーを狙われ「自分の力のなさ。去年いろいろなことを学んだのに1球で試合が決まってしまった」とがっくり。6回途中降板に「これでは(プロは)無理でしょう。来年の都市対抗でリベンジしたい」と雪辱を誓っていた。

日生・小林を巨人原沢球団代表視察  - スポーツニッポン紙面:2013/7/16

 

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