早大・有原航平投手が6回1/3を1失点、日米6球団が視察

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 東京六大学の早稲田大vs立教大は3回戦が行われ、早大は有原航平投手が先発すると、最速151km/hを記録して6回1/3を6安打も1失点に抑える投球を見せた。この試合にはメジャー3球団に巨人など国内3球団のスカウトが視察に訪れた。

151km/h記録、6球団視察

 有原航平投手は1回戦に続き中1日での登板となり疲れも見え6安打を許した。しかしランナーを出しながらも最速151km/hのストレートにチェンジアップを駆使して1失点に抑えた。3-1でリードした状態で降板したものの、後続の投手が同点にされて勝ち星は付かなかった。

 この試合にはヤンキース、レンジャーズ、ドジャースのメジャー3球団のスカウトと、巨人など国内3球団のスカウトが視察、ヤンキース・ヒルマン特別補佐は、「有原はストレートとチェンジアップが良い」と評価した。

 巨人はこの日も山下スカウト部長が視察し、「昨年より粘る力を見せた。大学野球のエースの自覚だね」と有原投手の成長を評価している。常に高い評価をし、常にマークをしており巨人がドラフト1位で有原投手を指名することは濃厚と見られる。現在4勝を上げている菅野智之投手にも似てきた有原投手、この二人をそろえれば臥竜鳳雛を獲得し巨人の安定感は今後も続いていく事になりそうだ。

 

小野田俊介選手がホームラン

 早大は小野田俊介選手が4回に逆転となる3ランホームランを放ち、勝利に大きく貢献した。小野田選手は昨年までリーグ通算8本塁打を記録していたが、シーズン後に右膝前十字靭帯の再建手術を受け、練習を始めたのは2月からだった。早大のアメリカ遠征にも帯同せずに練習を続け、今季はここまで代打で出場をしていた。

 この日はライトで復帰すると、リーグ通算9号となる値千金のホームランで、チームを救った。早稲田実業時代はエースとして142km/hを投げているが大学では強肩強打の外野手として評価を高めた。ドラフト候補にも名前が挙がっているが、ケガもあり外野手という事もあり社会人で更なる実績を積んでという事になりそうだ。

 また早大は3番手で登板した内田聖人投手が2回1/3を3奪三振ノーヒットのパーフェクトに抑えた。内田投手は1年時からリリーフとして登板し、140km/h前半だがキレの良い球で三振を奪いパーフェクトに抑える試合もかなり見られる。3年生で来年のドラフト候補の一人。

 

岡部通織選手が同点3ベース

 立大は有原の壁を打ち崩せずに勝ち点を落とした。3回には来年のドラフト候補・大城滉二選手がタイムリーヒット、7回には今年のドラフト候補・岡部通織選手が同点となる2点タイムリー3ベースを放ち、主役が活躍したものの3-4と後一歩及ばなかった。

 

 「1回戦(26日)に比べ、真っすぐは走っていないけど粘り強く、低めに投げられた」

 ドラフト候補のエースはこの日最速151キロをマーク。自己最速の156キロに及ばなかったものの、三回に大城にカットボールを右前適時打にされた以外は危なげない投球だった。

 バックネット裏にはヤンキース、レンジャーズ、ドジャースといった大リーグ球団を含む日米6球団のスカウトが視察。巨人も熱心で、山下スカウト部長が「昨年より粘る力を見せた。大学野球のエースの自覚だね」と高評価した。

 有原の“7度目の正直”はならなかった。中1日で疲れが残る中、最速151キロを記録。毎回走者を許したが、6安打1失点でまとめた。だが、3―1の7回1死でマウンドを譲ると、救援が同点とされたため勝ち星はつかず。勝ち点を左右する3回戦の先発は過去6度、自身の勝ちがなかった。「もっと頑張れ、ということだと思う。今日はチームが勝てたことが一番」とエースらしい言葉で前を向いていた。

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