菅野智之に北海道日本ハムも指名!交渉権獲得!

菅野智之, 東海大

東海大・菅野智之投手に昨年12月から1位指名を公表していた巨人のほか、北海道日本ハムも1位指名、2球団の抽選となった。抽選の結果、北海道日本ハム・津田球団社長が手を上げ、菅野智之投手の交渉権を獲得した。

津田球団社長の話しによると、春先には既に菅野投手の指名を決めていたようで、前日に2人に絞ったというのも藤岡貴裕投手か菅野智之投手ということだった。SKY-Aの中継で小関順二氏が福岡ソフトバンクも採集候補に菅野投手の名前があった事を話し、スカウトの中では原監督の甥や東海大との縁というものは関係なく、今年NO1投手である菅野投手を指名したということだ。

たしかに菅野投手は憧れのチームでのプレーを夢見た事だろう。他の選手だってそうだ。プロ野球でやりたいという選手も入れば、プロ野球のどこどこでプレーしたいと思う選手もいる。しかし、ドラフトで指名され思っていた球団とは違うところでプレーしている選手の方が多いだろう。

これが現在のドラフト制度だといわざるを得ない。みんなこの制度の下にプロ入りしプレーしている。2006年まで逆指名枠や希望枠という名前で1位選手は希望球団と契約することができた。しかしそれがスカウトと選手の間で決められた契約金を大幅に超える契約や球団からアマチュアセンスに金品を渡す問題となり、複数球団のオーナーや球団社長が辞めるという事態に発展し、2007年からは再び抽選となった。今の制度は12球団が同意して行われているものだ。

確かに憧れの球団を目指してプレーしてきた選手もいる。今後、選手の選択の自由といった話しがまた再燃してくるだろうし、巨人がドラフト制度に対して何か動いてくるかもしれない。しかし、ドラフトは何のためにやっているかというと自分達の為だということを考えなければいけない。巨人は長野、澤村と2年連続で他球団もうらやむ選手を単独指名し続け、4番を打ち10勝を挙げた。今年も同じ戦略で通用すれば来年以降も続ける可能性もある。他の人気球団だって同じ戦略をしてくるかもしれない。そうしたチームが強くなる一方で横浜のように4年連続最下位となり身売り話が出てくる球団も出てくるだろう。今やセリーグパリーグともに地方に球団があり、その地域に密着している。そのチームがペナントレースの始まる前から優勝の可能性がほとんど無いとしたら、その地域はそのチームを応援するだろうか。今年のペナンとレースで巨人戦の最低入場者数も阪神戦の最低入場者数も対横浜との試合で記録されている。そうなると収益が下がるのは弱小チームだけで無いということだ。

ドラフトは12球団全てのチームに優勝の可能性を持たせることで、球界全体を盛り上げるために戦力を分散させる狙いがある。たしかに自分のチームが狙っている選手を他球団に持っていかれたと思うと、悔しいし腹が立つだろうが、少し時間がたってから、球界全体を見て欲しいと思う。

菅野投手は憧れの球団では無かったことは言う言葉が無い。しかし多くの野球少年が見る「プロ野球でプレーする」という夢は叶うところに来ている。


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