巨人がスカウト会議、佐々木か奥川か、スポーツ紙予想が分かれる

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巨人は10月4日に東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を開いた。1位指名について長谷川スカウト部長が「自分の中で決まっている。決めている」と話したが、日刊スポーツは奥川恭伸投手を、スポーツニッポンは佐々木朗希投手を1位と報じた。

1位候補は8人、3人が上

スカウト会議を終えた長谷川スカウト部長は、ドラフト1位指名候補は8人とした上で、「評価の高い選手はピッチャーが多い。佐々木君、奥川君、森下君はA評価の中でも上です」と話し、佐々木朗希投手、奥川恭伸投手、森下暢仁投手を最上級と評価した。

そして、「逃げたり、よそが行くから評価を上げたり、よそが行くから評価下げたりというのはない」と話し、高く評価した3人の中から指名することを示唆し、「自分の中で決まっている。決めている」と、スカウト部長の中では1位指名を決めているという。最終的には全権監督である原監督の意見が反映されるが、「一致すると思います」と話し、決めている選手は原監督も同じ意見になるとした。

スポーツ紙で分かれる

読売系のスポーツ報知では1位指名について具体的な情報はない。しかし、日刊スポーツは奥川投手が1位と1面で報じ、U18で長谷川スカウト部長などが直接視察をしている事、また、3日に長谷川スカウト部長が奥川投手と面談をし「ものすごく指が長くてびっくりした。日本人の中でも突出しているんじゃないか」と話している事などを挙げ、チーム状況からも山口15勝、菅野11勝だが、桜井8勝、ルーキー・高橋が5勝と先発陣が足りていないことから、即戦力投手を指名するとした。

一方、スポーツニッポンは、長谷川部長が大船渡高校の練習にも足を運び密着マークをしてきたこと、U18ワールドカップでも武田チーフと2人で視察し「ブルペンですごかったですよ。キャッチャーの子たちも捕れないくらい勢いのあるボールを放っていた」と話していたこと」などを挙げた。

個人的にも長谷川スカウト部長は佐々木投手をスバ抜けた存在と見ていると思う。ただし、日刊スポーツは何か情報を掴んでの1面での報道ともみられる。

全体は

この日のスカウト会議では指名候補を約60人に絞り込んだ。1位候補の8人には、東海大の海野隆司捕手について「中に入ってくるでしょう」と話し、「慎之助が引退する事になった。体が大きいわけじゃないが、捕ってからの速さとか、実戦的にいいものを持っている」と評価した。

また、創志学園の西純矢投手について、「首がすごく太いし下半身もしっかりしている。バッターに向かっていく姿勢とか、いちばん監督が好きなタイプじゃないか」と評価した。さらに東邦の石川昂弥選手、桐蔭学園の森敬斗選手については、「金属と木のバットであまり感覚のズレがない」と評価した。またJFE西日本の河野竜生投手も8人の中に入っている事が確認された。

長谷川スカウト部長は2日に西投手と、3日には奥川投手と共に山瀬慎之助選手とも面談し、7日には佐々木投手と面談をする。次回のスカウト会議は16日を予定しており、そこで1位指名選手を決める方針を確認した。

読売ジャイアンツのドラフト会議

大船渡・佐々木、星稜・奥川、明大・森下の「BIG3」は当然、その中に含まれている。1位の最終決定は、全権監督の原監督が入って行われる、ドラフト前日16日のスカウト会議になるという。その場でスカウト陣の評価と現場の意見をすりあわせる予定で「逃げたり、よそがいくからとか、よそがいくから評価を下げるということはない」と競合覚悟を強調した。

先発投手の補強を目指す巨人のドラフト戦略の中で、奥川の評価が急上昇してきた。約2時間のスカウト会議を終えた長谷川スカウト部長は、1位候補は8人とした上で「佐々木君、奥川君、(明大)森下君はA評価の中でも上です」と説明。3人の評価順は明言しなかったが「私の中では決めている」と、1位決定は最終段階に入っていることをうかがわせた。

奥川は18年春から4季連続で甲子園に出場。今夏の甲子園は準優勝に輝き、8月末に韓国で行われたU18W杯では、カナダ戦で7回18三振を奪った。最速158キロの直球と落差の大きなスライダーを軸に、大舞台で圧倒的なポテンシャルを発揮。巨人は同W杯に長谷川スカウト部長らを派遣し、佐々木とともに密着マークを続けてきた。

約2時間の会議後。報道陣に対応した長谷川スカウト部長は1位指名を公言しなかったが、「自分の中で決まっている。決めている」とした。

 大船渡の最速163キロ右腕・佐々木にほれ込み、密着マークを続けてきた。近い将来、ローテーションの一角になる逸材。同部長自ら真っ黒に日焼けしながら同校の練習に足を運び、韓国で開催されたU18ワールドカップも武田チーフスカウトと「トップ2」で視察。改めて「ブルペンで凄かったですよ。キャッチャーの子たちも捕れないくらい勢いのあるボールを放っていた」と賛辞を贈った。

Aランクのその他の選手では、JFE西日本・河野に加え、新たに東海大・海野、創志学園高・西がリストアップされていることも判明。海野は今季限りでの引退を表明している阿部の後継者候補にもなりそうだ。

チームは大黒柱の阿部が今季限りで引退。後継者育成も重要なテーマとなる。身長173センチと決して大柄ではないが「捕ってからの速さとか、実戦的にもすごくいいものを持っている」。大船渡・佐々木、星稜・奥川、明大・森下がA評価の中の上位という位置づけに変わりはない中で、高評価を下した。

1位候補にはこの他、東海大の捕手の海野がリストアップされた。長谷川スカウト部長は阿部の現役引退を受けて捕手の育成も重要視し「体が大きいわけじゃないが、実戦的にいいものを持っている」と評価した。

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