巨人、堀田賢慎投手を1位指名、原監督は3位の菊田拡和選手の指名に満足「95点」

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巨人は昨年に続き、今年も2度の抽選を外した。しかし、1位で指名した堀田賢慎選手を高く評価し、また原監督が「岡本に勝るとも劣らん」と指名を狙っていた常総学院の菊田拡和選手を指名し、95点と自己採点した。

ドラフトでは主役になれず

今年セリーグの優勝に輝いた巨人だが、ここ数年はドラフトの主役にはなれていない。昨年は根尾昂選手、辰己涼介選手の抽選を外し高橋優貴投手を1位指名したが、今年も奥川恭伸投手の3球団での抽選を外すと、宮川哲投手は西武との一騎打ちで敗れた。奥川投手は残りくじだったがセリーグの球団を相手に敗れ、宮川投手は先にくじを引いたが原監督が当たりくじを手にすることはできなかった。

そしてその巨人が1位指名したのは青森山田の堀田賢慎投手だった。堀田投手は185cmの右腕で最速は151キロを記録、岩手県花巻市の出身で菊池雄星投手や大谷翔平投手の所縁のある地で生まれた怪物候補だ。

原監督は堀田投手について「近々未来、ジャイアンツでエースになってくれる素材だというふうに僕は思っています。体も智之ぐらい大きいしバランスがいい。うちは若い選手の中に右投手も多い。左という選択肢もあったけれど、それをはるかに超えてしまうくらい伸びしろは大きい」と評価している。

堀田投手は高校入学時は181cmも体重は64kgしかなく、最速は125キロだった。しかし、高校で体重を16kg増やし、球速は26キロ増した。まだ成長が続いている投手で、夏の大会では3回戦で敗れると、その姿を見に多くのスカウトがグラウンドでの投球練習を視察し、それを見てドラフト前になって評価が高まっていた。

原監督は「奥川君もいい投手になるでしょう。しかし堀田君もいい投手になりますよ」と話した。

菊田選手を狙う

2度の抽選を外したものの、原監督は95点と自己採点した。その大きな要因はドラフト3位で指名した菊田拡和選手だった。

菊田選手については前日のスカウト会議で映像を見た時に、「岡本とか、若い連中たちと絡ませたらいいチームになるんじゃないかな」と話し、「和真に勝るとも劣らない」と評価していた。堀田投手も上位での指名を検討しており、どうしても確保したい選手が取れた。

2位の太田龍投手も高校卒3年目の若い選手でまだ未完成なところがあり、4位の井上温大投手、5位の山瀬慎之助捕手、6位の伊藤海斗選手も素質の良い高校生。当初は即戦力投手の指名を狙っていた原監督、即戦力は獲ることはできなかったが、昨年に続き、将来のチームを担う選手が出てきてほしいという高校生ドラフトとなった。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧

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