2019年ドラフト会議、12球団の採点

2019年ドラフトニュース

2019年ドラフト会議は、10月17日の17:00に開始し、育成ドラフトまで107人が指名されて20:00ちょうどに終了しました。12球団のドラフトの採点をします。

12球団のドラフト点数

ヤク
ルト
中日広島阪神De
NA
巨人オリッ
クス
日本
ハム
千葉
ロッテ
東北
楽天
ソフト
バンク
埼玉
西武
951001009585757585120858585

セリーグ

 指名選手総評
ヤクルト奥川恭伸 投 星稜高
吉田大喜 投 日本体育大
杉山晃基 投 創価大
大西広樹 投 大阪商業大
長岡秀樹 内 八千代松陰
武岡龍世 内 八戸学院光星

95点 高:3、大:3、社:0、独:0
 奥川投手はチームのエースが誕生したと言い切って良いくらいすごい投手。吉田投手も球の回転が良く150キロの球を低めに投げられる今年Aランクの選手。先発としてもリリーフとしても快速球を見せてくれるだろう。2位最初の指名の恩恵をしっかりと受け取った。

 杉山投手も球の力は常時150キロ前後を投げ一級品、ただしまだ投げると失点につながっていくこともあり、使って育てていくか。大西投手はその逆で球速は140キロ前半で多彩な変化球を操る。リーグ27勝のエースで実績十分

 長岡選手はボールへの入りとハンドリングが素晴らしい選手で走塁でもスピード感があり、千葉大会で先頭打者弾などパンチ力もある。武岡選手はショートとしては球の入り方が厳しいという感じ。足や打撃に鋭さがあり、サードや外野でプレーする事になるかも。

 投手と内野手だけの指名となりバランスが良くなく、課題の左投手や左の外野手の獲得をしなかった。投手育成に特化した高津監督の役割として、このような形にしたのだろうがややバランスを欠いた指名と思う。ただし、エースなど投手陣の底上げはかなりの確率で達成しそうで95点とした。

中日石川昂弥 内 東邦高
橋本侑樹 投 大阪商業大
岡野祐一郎 投 東芝
郡司裕也 捕 慶応大
岡林勇希 投 菰野
竹内龍臣 投 札幌創成
松田亘哲 投 名古屋大

100点 高:3、大:3、社:1、独:0

 石川選手はややきわどい球も微動だにせずに見送ることができる抜群の選球眼があり、甘く来た球を逃さずに打つことができる。ここ数年でも屈指の打者だと思われ、高い確率でチームの主軸となって行きそうだ。

 橋本投手は巨人、DeNAなども狙っていたとみられる左腕投手で、4年の夏から秋にかけて急激に成長を見せた。球の回転と力がアップし、変化球もだんだんと当てられなくなってきた。左の即戦力として十分見られる。

 岡野選手も昨年指名があってもおかしくなかった投手で、今年はややフォームが荒っぽくなった所もあるが、140キロ中盤の速球に沈む球を使える即戦力。郡司選手は肩や打撃でアピールするところまではいけないものの、慶大投手陣をリードして優勝をしている勝てる捕手という印象。日米大学野球で見せた長打力もみせ、捕手として安定感がある。この順位で取れたのは良い指名だった。

 岡林投手、竹内投手、松田投手はかなりの素材型、それぞれ力を持っているが、1軍の戦力になるためには3年は必要な選手だろう。

 右の大砲、そして捕手、左腕投手と補強ポイントの多くを埋めることができた、外野手の課題は残ったものの、1回のドラフトでこれだけの補強ポイントを埋められそうなのは素晴らしい。

広島森下暢仁 投 明治大
宇草孔基 外 法政大
鈴木寛人 投 霞ヶ浦高
韮澤雄也 内 花咲徳栄
石原貴規 捕 天理大
玉村昇悟 投 丹生
持丸泰輝 捕 旭川大高
木下元秀 外 敦賀気比
畝 章真 投 四国香川

100点 高:5、大:3、社:0、独:1

 森下投手の単独1位指名は、今年のドラフトで一番の成功と言っても良い。体や体力的にはまだ弱さも感じさせるが、優しい顔をしながらも気持ちの強さがあり、自分で引っ張っていくようなものがある。先輩の野村投手よりは上の投手で1年目から8勝は見込んでよいだろう。

 宇草選手は打撃と足は間違いない。肩については課題として見られるが攻撃面で高い貢献をすることで守備の課題を打ち消すくらいの力がある。指名順位的にも打倒だろう。鈴木投手も将来の右のエース候補となりそうで、きれいなフォームからの低めの球は魅力。普通ならば1年目の終盤には1軍で投げていてもおかしくない。ただし、その球を投げて履正社に打たれた所は何か見えない課題があるのかもしれず、1年目の様子を見たい。

 韮澤選手は足や肩では特出してはいない。しかし、ショートの守備では小園選手とは違った柔らかさがあり、小園選手の手本になるような感じにもなる。木製バットでセンター前のキレイなヒットを打てており、高い確率で成功する選手だと思う。石原選手は肩に特化した捕手、打撃はまだまだという所で広島の練習で伸ばすことができるか、玉村投手も素材型の左腕、伸びのある真っすぐと変化球は大きな魅力、フォームにやや硬い所があったり体力的な所を2,3年で仕上げて行きたい。

 育成枠の持丸選手、木下選手も打撃や身体能力に特徴がある選手で、二人とも現在とは違うポジションになっているかもしれないが能力に懸けたい。

 まずはエースの獲得ができたという事で高く評価できる。また課題の左の外野手を獲得できた事も大きく、将来の右腕や内野手も獲得出来た事でバランスの良さを感じさせる。予定通りの指名が出来たとみられ、100点。

阪神西 純矢 投 創志学園
井上広大 外 履正社
及川雅貴 投 横浜高
遠藤成 内 東海大相模
藤田健斗 捕 中京学院大中京
小川一平 投 東海大九州
小野寺暖 外 大阪商業大
奥山皓太 外 静岡大

95点 高:5、大:3、社:0、独:0

 奥川投手の指名は逃したものの、BIG4の西投手を単独で指名出来た事でしっかりとカバーできた。単独指名は予想もしていなかったかもしれない。奥川投手は気持ちに繊細なところがあるが、気が強い西投手の方が甲子園にはあっている。

 井上選手をここで指名、大きく評価が分かれていた選手かもしれないが、課題の外野の右の大砲を獲得できた事は加点ポイント。及川投手をここで指名出来たのは予想外だったかもしれない。今年は調子が良くなかったものの、元々の素質は十分で、意外と早いうちに1軍の戦力となりそうだ。

 遠藤選手は身体能力の高い遊撃手候補、U18では打撃の課題を見せたが、強肩と長打力はスケールの大きな遊撃手を目指してほしい。巨人も狙っていたとみられる。東妻選手、山瀬選手などの高校生捕手から藤田選手を選んで指名した。強肩は特筆もので、捕球・リードも夏で素晴らしかった。打撃の課題はあるが能力の高い捕手。

 小川投手はきれいなフォームから149キロの力のある球を投げる投手、即戦力投手が無かった事から、この順位に残っていたのを指名したとみられるが、可能性のある右腕投手。小野寺選手、奥山選手が体のある外野手で、外野手の補強ポイントを埋められたという指名だろう。

 将来のエース、課題の左腕、高校生捕手、内野手、外野手を一通り指名ができた。奥川投手を逃したものの100点に近い点数を付けられる。

DeNA森敬斗 内 桐蔭学園
坂本裕哉 投 立命館大
伊勢大夢 投 明治大
東妻純平 捕 智弁和歌山
田部隼人 内 開星
蝦名達夫 外 青森大
浅田将汰 投 有明

85点 高:4、大:3、社:0、独:0

 森下投手、佐々木投手なども予想よりは抽選数は少なくなると見られていたが、森選手の単独指名でいった。U18で1番バッターとしてスピード感と思い切りの良い打撃を見せた。守備は身体能力に任せた所があり、基本の部分を徹底していく必要はあるが、肩がある分何とかなるという判断かもしれない。

 坂本投手は東投手の後輩だが、球の強さは140キロ前半という所で、変化球を使っていく投手。中日に橋本投手を先に指名されたというのもあるかもしれない。伊勢投手はサイドハンドから150キロの球を投げる。まだ大学でも信頼して投げられる所に行っていない素材型で、今後の成長を望みたい。

 東妻選手は肩はもちろん、打撃も素晴らしく、これまでの実勢も高い選手で個人的には上位候補と見ていた。この順位で残っていたのはプロの目との違いかもしれないが、間違いなく期待できる選手だと思う。田部選手も個人的に非常に高く評価していた選手で、もし甲子園に出ていたらもっと高い評価だったかもしれない。大型だがしっかりと捕球ができ、厳しい体制でもファーストに伸びる送球を見せる。打撃はかなり粗い所があるが強い打撃もある。

 蝦名選手も大型ながら足と肩もある選手、外野手は楠本選手、佐野選手などもいるが筒香選手が抜けるという事で力のある選手を指名した形か。そしてU18代表でも投げた浅田投手は、まだ粗い所もあり、奥川投手や西投手とは差が感じられたものの、140キロ後半の球を投げ、コントロールもあってある程度投げられるレベルにある。この順位で取れたのは素晴らしいと思う。

 スター選手を獲るよりも、チームの補強ポイントを優先した形となった。セリーグに奥川、石川、西、森下が入る中で森選手も対抗できる選手になってほしい。補強ポイントにあった指名となったが、何人か獲り逃したようなところも感じられる。ただし4位以降の高校生は個人的に期待をしている選手なので点数は85点。

読売堀田賢慎 投 青森山田
太田龍 投 JR東日本
菊田拡和 外 常総学院
井上温大 投 前橋商
山瀬慎之助 捕 星稜
伊藤海斗 外 酒田南
平間隼人 内 四国徳島
加藤壮太 外 BC武蔵

75点 高:5、大:0、社:1、独:2

 1位では奥川投手、宮川投手を外し、やはりくじ運の悪さを見せた形になってしまった。吉田投手や橋本投手、立野投手など即戦力も残っていたが、堀田選手の1位指名はサプライズだった。151キロの速球を投げる大型右腕で、将来は期待できるが、それならば1位は奥川投手でなく佐々木投手でもよく、外れ1位で西投手でもよかったのではという感じもする。

 太田投手は素材型だが持っているポテンシャルは高く、化ければ山口投手のようになれるだろう。今年はやや悩んでいる所があるが、思い切り腕を振ってほしい。菊田選手はパンチ力十分の選手でツボに入ると打球は果てしなく飛ぶ。岡本選手とポジションやタイプが被る感じで、やや打てるポイントも狭いように見え、取るとしても4位5位でも行けたかもしれないと感じる。

 井上投手はフォームに直すところがなく、球速は140キロ前半だが、それでも三振を奪い打ち取る球質がある。体がまだ細いので作っていっても良いが、今のフォームや柔らかさを生かすなら、最低限の体力強化で早いうちに1軍で投げても面白いかもしれない。山瀬選手はこの順位まで残っているとは思えなかった選手。確かに打撃や足の課題はあるが、肩の強さは本物で、阿部慎之助選手の抜けるチームには大きな存在となる

 伊藤選手は体のある選手で、左投げで投手としてもすごい球を投げる。抜群の飛距離を持つ左のスラッガーで化けたら面白い。平間選手は小柄ながら強打者で大きなスイングをする。加藤選手は187cmと大型外野手だが50m5.8秒の足があるスピードのある選手。

 太田投手もやや時間をかける投手と見ると、狙っていたとみられる即戦力と言える投手は0人、また外野手3人を指名しているが、ポスト亀井として狙っていた外野手が取れなかったような印象も受け取れる。右の外野手の補強ポイントを数で埋めに行ったが、全体的にはまだ埋まり切れていないような印象で、75点をつける。

パリーグ

 指名選手総評
オリックス宮城大弥 投 興南高
紅林弘太郎 内 駿河総合
村西良太 投 近畿大
前佑囲斗 投 津田学園
勝俣翔貴 内 国際武道大
佐藤一磨 投 横浜隼人
谷岡颯太 投 武田高
中田惟斗 投 大阪桐蔭
平野大和 外 日章学園
鶴見凌也 捕 常磐大高
大下誠一郎 外 白鴎大
佐藤優悟 外 仙台大

75点 高:8、大:4、社:0、独:0

 補強ポイントの野手ということで石川選手を指名したが残念ながら外れると、もう一つの左投手の補強ポイントとして河野投手を指名したものの、こちらも獲得ができなかった。しかし、宮城投手は将来的に左の一角となるくらいの力がある。左腕としての補強は出来た。

 紅林選手や石川選手を逃したことでの指名、2位の2番目の指名ということで、ここでの指名はやや早いと感じたが、他球団の指名情報があったか。右の大砲の獲得にこだわった指名となった。3位の村西投手は右のサイドハンドで150キロ近い球を投げ、動く強い球を投げる。前投手は150キロ前後の力のある球を投げ、こちらもやや動く球を使う。球の重さがあるタイプで将来はリリーフでも投げられるかと思う。

 そして最後に再び野手の指名で本ドラフトを締めた。勝俣選手はスイングが大きくホームランを打てるが、高い打率も残せる選手。今年は手の骨折で思うようなスイングができなかったが、昨年の中川選手のように、ドラフト下位から活躍しそうな感じで、吉田選手と左が2枚ならぶ姿が浮かぶ。

 育成ドラフトではこれまでのドラフトでは中位当たりで指名していそうな、ドラフト的に注目度の高い高校生を並べた。長身左腕の佐藤投手、150キロ超の谷岡投手、良いフォームから強い球を投げる中田投手、左でスピードも長打力もある平野選手、スイングの大きさは一品の大下選手など、一つ特徴のある選手をそろえた。期待が膨らむ反面、育成選手は2,3年でプロ野球を離れる選手もおり、プロ入りの選択が良いかどうかを選手は判断したい。

 捕手で有力な選手がいたものの指名することができなかった。成績ワーストの攻撃陣についても、すぐに入っていけそうな選手は指名できなかった。結果的に名のある投手がそろい、例年と同じようなドラフトの印象。野手を強くするという思いがあるなら、もっと違う指名もあったかもしれない。75点をつける。

日本ハム河野竜生 投 NTT西日本
立野和明 投 東海理化
上野響平 内 京都国際
鈴木健矢 投 JX-ENEOS
望月大希 投 創価大
梅林優貴 捕 広島文化学園大
片岡奨人 外 東日本国際大
宮田輝星 外 福岡大
樋口龍之介 内 BC新潟
長谷川凌汰 投 BC新潟

85点 高:1、大:4、社:3、独:2

 佐々木投手の指名を外したのは残念だが、結果的に昨年の高校生偏重ドラフトのバランスを取る形となった。河野投手は140キロ前半ながらバッターをみながら、インコースアウトコースギリギリに球を投げることができ、1年目から左の先発として加藤投手くらいの活躍は見せられる。また右の立野投手も今年後半は不調だったが、球の力、フォーム、制球と高いレベルのある投手でこちらも即戦力。

 上野選手はショートのスペシャリスト的な選手で、とにかく守備がうまくスピード感がある。昨年のドラフトで指名出来なかったポイントでもあり、中島選手が流動的な所からポイントに絞った指名となった。鈴木投手、望月投手はそれぞれ左と右で特徴が際立っている投手。

 梅林選手はどんな捕手かわからない。片岡選手と宮田選手はリーグ戦でも実績がある選手で、高い打率とスピードを持った選手。樋口選手は小柄だが大きなスイングがあり迫力のある選手。長谷川投手は速球派でようやくのプロ入りとなった。

 左右の先発候補の獲得で投手について来年は余裕を持てる形となりそうだ。しかし、西川選手や近藤選手がFA権を取得する外野手の補強はまだ十分ではない感じ。85点をつける。

千葉ロッテ佐々木朗希 投 大船渡高
佐藤都志也 捕 東洋大
高部瑛斗 外 国士舘大
横山陸人 投 専大松戸
福田光輝 内 法政大
本前郁也 投 北翔大
植田将太 捕 慶応大

120点 高:2、大:5、社:0、独:0

 佐々木投手はエースとなる存在。何も言う事はない。しっかりと使いながら育ててほしい。また2位では強打の佐藤捕手を獲得。海野選手ではなく佐藤選手を選択したことに、打撃のある捕手をより強調した形となった。

 課題の外野手に柔らかい打撃とスピードのある高部選手を指名し、内野では守備力があり、安定感のある福田選手を指名、鈴木大地選手が抜けたとしても守備で穴を埋めることができる。

 地元の横山投手はサイドからの速球が特徴で、特徴を生かして高橋礼、上沢投手などの先輩と1軍で投げ合いたい。本前投手は小柄な左腕だが150キロ近い球を投げる。植田選手は試合出場の無い捕手で見ていない。

 エースの獲得だけでなく、打てる捕手、外野手、内野手に地元の選手とすべてをカバーし、こんなドラフトはほとんどできない。100点を超える点数として120点としたい。

 

東北楽天小深田大翔 内 大阪ガス
黒川史陽 内 智弁和歌山
津留崎大成 投 慶応大
武藤敦貴 投 都城東
福森耀真 投 九州産業大
瀧中瞭太 投 Honda鈴鹿
水上桂 捕 明石商
江川侑斗 捕 大分高
小峯新陸 投 鹿児島城西
山崎真彰 内 ハワイ大
沢野聖悠 内 誉

85点 高:6、大:3、社:2、独:0

 野手の指名を中心に昨年同様にこだわりを見せた。石川選手の獲得ができず小深田選手の指名となったのは、昨年の阪神の近本選手に似ているか。また2位でも木製バットで対応している黒川選手の指名で、内野の課題を一気に埋めてきた。

 津留崎選手は強い球を投げるリリーバーで、即戦力とみてよい。武藤投手は石井GMが見た中で最も高く評価した左腕。5位の福森投手は速球はトップクラス。この秋は特に好投を見せており、急成長をしている。瀧中投手はようやくのプロ入り。150キロの球を軸に変化球も使えるが、昨年の方がよかった印象も。

 下位では3軍制を見て、捕手、投手、内野手を指名。ここから何人が上に上がっていけるか。

 内野手の補強ポイントを掲げての指名なので、思い通りの指名は出来たのではないかと思う。ただし、投手については課題も持った選手という印象。小深田選手次第ではあるが、85点とする。

ソフトバンク佐藤直樹 外 JR西日本
海野隆司 捕 東海大
津森宥紀 投 東北福祉大
小林珠維 内 東海大札幌
柳町達 内 慶応大
石塚綜一郎 捕 黒沢尻工
大関友久 投 仙台大
伊藤大将 内 八戸学院光星
勝連大稀 内 興南
舟越秀虎 外 城北高
荒木翔太 内 千原台
村上舜 投 山形中央

85点 高:7、大:4、社:1、独:0

 1位で石川選手の指名、抽選で外すと外野手の佐藤選手の指名と、また2位では甲斐選手がいるが、強肩の海野選手を指名し野手にこだわった。中位でも小林選手、柳町選手を内野手で、さらに石塚捕手を指名し、徹底的に野手を獲得し、優勝を支えてきたベテランからの移行を意思表示した感じ。

 3位の津森投手はリリーフとして1年目から十分できそうで、甲斐野投手や高橋純平投手を先発にさせる可能性も持たせる。

 育成ドラフトの高校生は情報の少ない選手が多く、評価は難しい。

 佐藤選手は高い評価だったが、他の外野手の候補が少なかった所を見ると絶対に欲しかった選手なのだろう。それでも、世界を目指すソフトバンクとしては、ファンはやや不満も残る指名になったかもしれない。また甲斐選手と被る海野選手を2位で獲得する必要があったかというのもあるが、海野選手の打撃を買っているのだろう。点数は80点

埼玉西武宮川哲 投 東芝
浜屋将太 投 三菱日立PS
松岡洸希 投 BC武蔵
川野涼多 内 九州学院
柘植世那 捕 Honda鈴鹿
井上広輝 投 日大三
上間永遠 投 四国徳島
岸潤一郎 外 四国徳島
出井敏博 投 神奈川大

85点 高:2、大:1、社:3、独:3

 佐々木投手は外したが、右サイドから150キロを超す宮川投手を確保出来た事は良かった。また左の浜屋投手やサイドハンドの松岡投手など、リリーフ陣を厚くする即戦力を指名できた。

 川野選手は肩と足のある内野手でショートとしての評価も高い。源田選手が守っているが、源田選手がある程度の年齢になったら移籍の可能性もあるため、今から準備しておきたい。柘植選手の指名は以外だった。高校時代から評価はされており、昨年も候補だったが、どの点を評価して指名したのか、スカウトなどのコメントを待ちたい。

 井上投手をこの順位で取れたのはうれしい誤算だろう。150キロの速球を投げ、またコーナーにスライダーを投げ込める。今年は状態が良くなかったが、欠点らしいところもない投手で、エース候補と見ることができる。

 佐々木投手は獲得できなかったものの、右の即戦力に左右のリリーフなど、現状に合った指名はできた。将来の投手王国としては井上選手は加点だが、中位で他に選手が取れたかもしれない。

 得点は85点。

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コメント

  1. これだけは先に言いたい。
    即戦力と言われる1位入札は森下投手のみで1球団。
    そう、それ以外は1年目からは上位球団では出番が無いということ。
    ドラフトが終わると大学生、社会人がみな即戦力であるかのような評価はありえません。
    今年で言えば、2位でも微妙。

    では本題。
    ドラフトには詳しくても巨人は知らないようなので。
    巨人が高校生主体の指名をするのは、現有戦力と競える即戦力候補者がいないとの判断からでしょう。
    FAで来た野上投手クラスが敗戦処理で登板するくらいですから。
    これは、FAを多用する巨人の宿命です。
    Aクラスの高校生をゆっくり鍛えて、大卒の年齢にはSクラスに育てる。
    もちろん確率的には低いけど。
    投手で言えば田口投手、野手で言えば岡本選手。
    巨人が本当に強かった時代は、ドラフト上位の高校生投手がローテの中心でした。
    これで良いと思います・

    そう考えて今年のドラフトを見れば。
    エース候補奥川投手を外しましたけど、Aクラス常連の宿命と考えればマイナス10点程度。
    ハズレで宮川投手を入札したこと自体、最近の登板を見ても1位クラスじゃないのでマイナス5点。
    選手自体はまずまずの評価で、85点と思います。
    だって、他の85点評価の球団の中に全とっかえしたい球団ありませんもん。

  2. 鈴木投手、望月投手はそれぞれ左と右で特徴が際立っている投手。

    両方右投げ 鈴木はサイドで望月オーバーハンド

    あと西武の宮川はサイドではない。

    かなり適当。ぜったい見てないw

  3. ロッテ、ヤクルトが高評価なのは明らか。
    西武、中日は弱点を補強できたので評価できる。
    広島は森下獲れたのは評価できる。
    他はたいしていいとは思えない。

  4. 確かに点数の付け方が多少ずれている
    自分の場合は
    ヤクルト・・・105点
    中日・・・100点
    広島・・・95点
    阪神・・・100点
    DeNA・・・80点
    巨人・・・70点
    オリックス・・・70点
    日本ハム・・・85点
    ロッテ・・・125点
    楽天・・・75点
    ソフトバンク・・・90点
    西武・・・85点
    になります

  5. 梅林選手はどんな捕手かわからない。で笑った

  6. 阪神は奥川を外したのに95点は過大評価でしょう。高校生の育成にも難のある球団なのに高校生ばかりなのも疑問です。
    それに比べてヤクルトはもっと評価していい。

  7. 悔しいのう悔しいのう
    ロッテがダントツ1位に異論なし

  8. やっぱりロッテとヤクルトは、良い補強できたと私も思います

  9. いや普通にヤクルト一位でしょう
    各球団の課題の認識ズレすぎですね
    詳しくないならドラフト指名した選手だけで評価しては?