巨人ドラフト2位、太田龍投手と契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約、背番号「33」

太田龍

巨人は、ドラフト2位で指名したJR東日本の太田龍投手と、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を交わした。背番号は「33」となった。

九州四天王

太田龍投手はれいめい高校時代から190cm近い身長から140キロ後半の速球を投げ、宮崎・都城高の山本由伸(2016年オリックスドラフト4位)、九州産業の梅野雄吾(2016年東京ヤクルトドラフト3位)、福岡大大濠・浜地真澄(2016年阪神ドラフト4位)と共に九州四天王として注目された。他の3人がプロ志望をする中で、太田投手だけが社会人のJR東日本に進んでいた。

JR東日本では2年目の2018年都市対抗で、1回戦と3回戦に先発すると、153キロの角度のあるストレートと大きく曲がるカーブ、スプリットを投げた。この2試合はともに無失点だったものの早めの継投で3回途中、5回途中で降板したが、準決勝の大阪ガス戦は2番手で登板すると4回1/3を投げて1安打4奪三振無失点の投球を見せた。

先発として成長が期待された今年だったが、春先より安定した投球が続かない事が多かった。JABA大会では素晴らしい投球を見せた試合もあったが、都市対抗では制球を気にして腕がなかなか触れず、昨年のような150キロの剛速球も影を潜めていた。しかし、プロアマ交流戦などでは常時150キロ前後の球を投げ、馬力を見せた。巨人の織田スカウトは「190センチからの力強い直球にひかれた。190センチあったら細くて力強さがない場合もあるが、それを感じさせない。投球フォームのバランスがいい。しなやかと言えばしなやか、パワフルと言えばパワフル。巨人の投手ではいない感じ。」と評価した。

この日の入団交渉でも織田スカウトは「まずは150キロのボールを生かして中継ぎから。将来はローテーションに入ってほしい」と話し、まずはリリーフから活躍をしていくことをアドバイスした。

九州四天王の内、山本投手はプロ入り2年目から大ブレークをし、侍ジャパンのメンバー入りをしている。梅野投手も1軍でリリーフとして150キロを超す球を投げている。「プロ入りが3年遅れている時点でちょっと出遅れている。少しでも早く追いつき、追い越せるように頑張りたい」と話し、まずは先を走る3人に追いつき、恵まれた身体と馬力で一気に追い抜きにかかりたい。

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「九州四天王」とは―。太田、都城高の山本(現オリックス)、九州産高の梅野(現ヤクルト)、福岡大大濠高の浜地(現阪神)だ。高卒でプロ入りした3投手は、すでに1軍マウンドに立っている。

 太田は長身による成長痛の影響もあって、高校卒業後はJR東日本へ進んだ。シーズン中は野球に専念するが、オフは駅員の研修を行った。昨年は品川駅、2年前は北千住駅で勤務。「ホームとか改札に立ったり、アナウンスもします」と意外な仕事経験を明かした。一方で、体づくりの努力は怠らなかった。「走り込みもそうですけど、1年中ウェートをして体を大きくすることをやってきました」。球速は入社時の149キロから4キロアップ、体重も88キロから93キロに成長した。


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