巨人は、ドラフト4位で指名した東海大相模の石田隼都投手と、契約金4000万円、年俸600万円で仮契約を交わした。
成長期待の左腕
石田隼都投手は真岡ボーイズ時代から注目された左腕投手で、パナソニックなどでプレーした左腕・賀喜信也氏などの指導を受けた。東海大相模に入学すると1年時から長身左腕として注目され、2年夏の甲子園交流戦では大阪桐蔭戦で、速いテンポで投球し、7回8奪三振2失点の好投をみせていた。
今年センバツには、昨年のようなものすごい速いテンポではなく、146キロの速球と抜群のスライダーで、29回1/3で45奪三振を記録し、見事に優勝をおさめた。夏も注目されたが学校で新型コロナの感染が確認されたため、神奈川大会の途中で出場辞退となっていた。
左からの力のある速球は魅力十分で、巨人の水野スカウト部長も、「菅野投手の相模のときも見ていましたけど、線が細かった。石田君の方が現段階では体的には勝っていると思う。菅野投手が東海大で成長したのを、ジャイアンツで成長してもらいたい」と期待を寄せる。
「真っすぐや変化球のキレはまだまだ」と話すが、ドラフト上位指名でもおかしくないほど力のある左腕投手。まずは1年間でどこまでできるのか挑戦したい。巨人は1,2年で結果を出せないと一度自由契約になることが多く、1年目から結果を出して自由契約にさせない成績を残してほしい。

水野雄仁スカウト部長(56)からも、石田にとって大先輩にあたるエースになぞらえて評価された。「菅野投手の相模のときも見ていましたけど、線が細かった。石田君の方が現段階では体的には勝っていると思う。菅野投手が東海大で成長したのを、ジャイアンツで成長してもらいたい」と“熟成”を期待された。
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