福岡ソフトバンクホークスからドラフト4位指名を受けた岐阜協立大学の相良雅斗投手(22)が23日、名古屋市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸1000万円(金額は推定)で契約合意した。最速152キロの直球と7種類の変化球を操る器用さに加え、50メートル6秒0の俊足も併せ持つアスリート右腕は、チームの先輩・大津亮介投手のような万能投手への成長を誓い、プロでの第一歩を踏み出した。
共通点は「七色の変化球」と「快足」、目指すは先発転向の“大津ロード”
プロの門を叩く相良雅斗投手には、偉大なお手本がいる。多彩な変化球と俊足を武器に、ルーキーイヤーから中継ぎでフル回転し、2年目には先発ローテーション入りを果たした大津亮介投手だ。
相良投手もまた、184センチの長身からカーブ、スプリット、チェンジアップ、2種類のスライダー、カットボールなど計7球種を操り、そのすべてでストライクが取れる制球力を持つ。さらに50メートル走6秒0という俊足も共通しており、まさに「大津2世」の呼び声が高い。
目標には「新人王」を掲げ、「最終的には先発でやっていきたい」と意欲を見せる。まずは与えられたポジションで結果を残し、先輩と同じく信頼を勝ち取って先発のマウンドを目指す「大津ロード」を歩む覚悟だ。
スカウトも唸る魔球「縦に落ちるカットボール」
多彩な球種の中でも、相良投手が絶対の自信を持つのがカットボールだ。「真っすぐの軌道から、縦に落ちるように動きます。木のバットは芯をずらせば打ち取れる」と語るこのボールは、大学2年の秋以降に習得した武器。
担当の福山龍太郎アマスカウトチーフも「特にスライダーとカットボールは、変化量や回転数がNPBの有力投手と一致する」と、そのクオリティの高さをデータ面からも保証する。プロの打者をキリキリ舞いさせる準備は整っている。
相良雅斗 プロフィール
- 氏名: 相良 雅斗(さがら・まさと)
- 所属: 岐阜協立大学(22歳)
- 出身: 愛知県(豊田大谷高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 184cm、78kg
- 主な特徴や実績: 最速152キロの直球と7種類の変化球を自在に操る。特に縦に落ちるカットボールは一級品。50m6秒0の俊足と遠投120mの身体能力も魅力。2025年ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受ける。








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