東京ヤクルトは10月17日に都内でスカウト会議を開き、20日のドラフト会議に向けて指名候補を60人から70人に絞り込んだ。現時点で野手の方が多いことが明らかになった。
3日間続けて
東京ヤクルトは17日から19日まで3日間続けてスカウト会議を行うが、この日は全体の指名候補を絞り込み、高校生と大学社会人に分けて投手、野手のランク付けを行った。その中で現時点では野手の方が投手よりも多いという。増渕スカウトグループデスクは「現場の求めているものと、フロントが求めているものがバランスよく取れれば」と話す。
そして増渕氏は「今年はクロスチェックの方法も変えたりして、高校生は夏の予選はどこに行ってもいいという話にして。いつもはクロスチェックのリスト渡して、これを見に行ってくれと言うんですけど、どの選手を見に行ってもいいから、と言って結構活発に見に行った」と話し、担当スカウトに自由に視察をするようにした結果、より多くの選手をチェックすることができ、スカウト同士も密にコミュニケーションを取るようになったという。
今日18日には他球団の動向を見て、指名のシミュレーションを行うが、橿渕スカウトグループデスクは、「各球団、補強ポイントを優先的に指名するんじゃないか。チームカラーがすごく出ると思う」と話す。現時点で6球団が1位指名を公表しているが、ヤクルトが公表するかは直前まで慎重に見極めるとした。



現在は巨人、ソフトバンク、日本ハム、西武、広島、オリックスの6球団が1位指名選手を公表している。将来性の高校生か即戦力の大学社会人選手かなど、ヤクルトは具体的な指名のシミュレーションを18日以降に行う予定になっている。

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