ヤクルト1位は法大・松下歩叶選手!池山新監督が「ブンブン丸2世」を一本釣りに成功

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ドラフト会議で、一番最初に名前が呼ばれたのは法政大学の松下歩叶(あゆと)内野手だった。ヤクルトは単独で指名を成功させ、交渉権を獲得した。競合が予想された中での一本釣りに、池山隆寛新監督(59)も「ホッとした」と安堵の表情。今オフにメジャー挑戦する村上宗隆選手の後継者、「ブンブン丸2世」として大きな期待がかかる。

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「これが現実なのかな」 驚きの一本釣り

12球団のトップバッターで名前が呼ばれると、松下歩叶選手は表情を変えずにモニターを見つめた。ヤクルトによる単独指名が確定すると、会場の仲間たちからの歓声に包まれ、ようやく笑顔がこぼれた。「正直、びっくりが強くて。これが現実なのかなという気持ちがあった」と、夢の舞台への切符を掴んだ喜びを噛み締めた。

「1年間ずっとドラフト1位でプロの世界に行きたいっていう目標を持ってやってきたので、非常にうれしい」と語る松下選手。その視線はすでにプロでの活躍に向けられている。「打点を多く稼ぎ、チームを勝たせられるバッターになりたい」と、新たな舞台での抱負を力強く宣言した。

池山監督「満場一致で1位」、ポスト村上へ太鼓判

競合を覚悟していた池山新監督は、一本釣りに成功し「予想では重なって、くじだと思ったが、それがなくなってホッとした」と胸をなでおろした。同じ右の内野手の立石選手の競合を避け、他球団も1位指名をする可能性があった。指名については「満場一致で1位で行きました」と話しており、回避したのではなくて、チーム全体での高い評価であったことを明かし、「打っても、守っても必ず中心になっていける将来のある選手。チームの再建に必要な選手」と、ポスト村上として最大級の期待を寄せた。

さらに、現役時代「ブンブン丸」と呼ばれた指揮官は、「思い切りのよさは私譲りというか、継承していっていただきたい」と、自らの姿を重ねた。一方で、追い込まれてから広角に打ち分ける技術については、通算2186安打の内川聖一氏の名前を挙げ、その打撃センスを称賛した。

ブンブン丸2世へ弟子入り志願「ホームランを打てる技術聞きたい」

松下選手も、同じ右打者のスラッガーとして池山監督に強い憧れを抱いている。「同じ右打者でチームの中心という印象がある。ホームランを数多く打てる方法だったり、プロの世界で長年プレーするための心構えを聞いてみたい」と、早くも弟子入りを志願。慣れ親しんだ神宮球場を本拠地とすることについても「打席に立ったときの景色がすごく好き。すごくワクワクしている」と目を輝かせた。“ブンブン丸2世”が、ミスタースワローズの系譜を受け継ぎ、チームの再建を担う。

スカウト評

ヤクルト・余田スカウト:「打率と長打を兼ね備えた打撃が魅力で、コンパクトなスイングから力強い打球を広角に放つ。守備では球際に強く、柔らかなグラブさばきと安定した送球で内野を支える。キャプテンとしての責任感も強く、日頃からチームを引っ張る中心的存在」

チームの右の打者では村上選手とはタイプが違うが、山田哲人選手ともまた違った感じで、バットに乗せて運ぶようなしなやかさが特徴だが、時折強引に、高めの球はインコースのボール球を狙いすましてスタンドに運ぶなど、力強さも見せる。それは守備においても、サードで強い打球に素早く反応して一塁に鋭く送球する。まさにハードとソフトを持ち合わせた選手だ。

そして何より法政大、そして侍ジャパン大学代表で主将を務めるなど、将来のキャプテンが約束されたような選手だ。松下選手がヤクルトに染まるのではなく、ヤクルトが松下色になっていく。そんな選手だろう。

松下 歩叶 プロフィール

  • 氏名:松下 歩叶(まつした あゆと)
  • 所属:法政大学 4年
  • 出身:桐蔭学園高校
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:181cm・87kg
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(ヤクルト)。日米大学野球MVP。東京六大学リーグ現役最多の通算12本塁打を誇る右のスラッガー。“ポスト村上”として期待される。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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