阪神はHonda鈴鹿の浜矢広大投手の獲得を目指している事がわかった。
阪神は2010年のドラフト会議で1位指名で榎田大樹投手を指名してから、2年間で左腕投手の獲得をしておらず、現場からは「今年のドラフトでは左腕を獲ってほしい」と要望が出ているとの事で、今年は左腕投手の指名が考えられる。
阪神は横浜商大・岩貞祐太投手のマークを続けリストアップをしているものの、他球団の評価もグングンと高まっており獲得が難しい状況となってきた。そこで、そのほかの左腕投手として、Honda鈴鹿の浜矢広大投手をリストアップした。
浜矢投手は高校2年生で投手に転向すると、高校3年時の夏は智弁和歌山と初戦で対戦し敗れたが185cmの左腕投手という事でプロからも注目された。Honda鈴鹿では先発としてまだ実績は残せていないものの、ストレートは147km/hを記録し、スライダー、カットボール、カーブ、フォークと多彩な変化球を投げる投手となった。
阪神はこのほかにもセガサミー・大山暁史投手などをリストアップしているといい、左腕投手を複数指名する可能性もある。
阪神が今秋ドラフトでHonda鈴鹿・浜矢広大投手(20)の指名を検討していることが15日、分かった。一昨年、昨年と、ドラフトでは2年連続で左投手を指名できていない。現場サイドから「今年のドラフトでは左腕を獲ってほしい」という要望を受け、リストアップした。
そこで白羽の矢を立てたのが、浜矢だ。1メートル85の長身ながら、柔らかみのある投球フォームから最速147キロの速球にスライダー、カットボール、カーブ、フォークなど多彩な変化球も操る。奈良県出身で、甲子園を本拠地とする阪神にとっては“準地元選手”とも言える。日高高中津分校ではエースとして臨んだ3年夏の和歌山大会で初戦敗退も、当時からプロ各球団スカウトに注目されていた。Honda鈴鹿に入社し、3年目の今年からはエース格と確実に成長を遂げてきた。
プロ相手にも、実力は証明済み。昨年のプロアマ交流戦では、阪神2軍相手に1回無失点。中日2軍戦でも先発して5回1失点の好投を見せた。まだ20歳と若いものの「即戦力」の声も聞かれる逸材だ。浜矢以外にも横浜商大・岩貞、セガサミー・大山らも候補としており、「左投手獲得」に向け準備を進めていく。
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