阪神ドラフト3位・及川雅貴投手に指名あいさつ、BIG4の一人は甲子園にリベンジ

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阪神はドラフト3位で指名した横浜高・及川雅貴投手に指名あいさつをした。高校BIG4の一人として注目された153キロの左腕。

U15代表左腕

及川雅貴投手は匝瑳シニアで活躍を見せた中学時代に、スーパー中学生として注目され、テレビ番組で中日・平田選手などと対戦し、平田選手からは138キロのストレートで空振り三振を奪っていた。しかし、西武・森選手との対決では芯で捉えられた当たりをされていた。

横浜高校に進学すると、1年夏の甲子園で登板をし3回無失点の好投を見せる。その後、2年夏の甲子園でも先発、リリーフで登板し、3年春のセンバツと3度の甲子園に出場した。2年時には最速150キロを越し、今年は佐々木投手、奥川投手、西投手と共に高校BIG4として注目をされた。最速は153キロまでなったものの、強くなった体にフォームがアジャストできずに制球などに苦しみ、今年は思うような投球がなかなかできず、3年連続となる夏の甲子園出場も、リリーフした自らのピッチングで失点を重ねて失った。最後の甲子園には手が届かなかった。

ドラフト会議では阪神からドラフト3位で指名を受けた。BIG4では佐々木投手、奥川投手が1位指名、そして西純矢投手も阪神の1位指名される中で、一人3位指名となった。甲子園を本拠とする阪神に指名された事について聞かれると、「ホーム球場になると思っていなかったので。悔しかった思いもあるけど、早く1軍に上がってホームで頑張りたいです」と話し、あまり良い投球ができていない甲子園でのリベンジを誓った。

また、「抜かさないといけない人もたくさんいる。一緒に頑張るというよりは、自分が早く1軍の舞台に立てるように頑張りたい」と話す。BIG4として共に注目され1位指名となった西純矢投手、今年夏の甲子園で優勝をした井上広大選手や神奈川のライバルでU18代表入りをした遠藤成選手などに負けないと誓う。

プロ野球では、高校野球で禁止されていた2段モーションについても取り組む。「高校の時は試せなかったモーションもいろいろパターンを組んで試していけると思うので、一からという訳ではないですけど考えてやっていきたい」と話し、現在はまだ固まっていないフォームづくりに、これまで制約のあった部分を取っ払って挑戦することができる。

中学時の投球ができれば、プロでも活躍できるとさえ思わせるほどの及川投手、高校ではややもがき苦しむ事になったが、阪神で素質が開花することを期待したい。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧

「ホーム球場になると思っていなかったので。悔しかった思いもあるけど、早く1軍に上がってホームで頑張りたいです」

 それでも、運命の赤い糸はしっかりとつながっていた。阪神からの3位指名。同じく「高校BIG4」と称された1位指名の西純をはじめ、甲子園組は5人にも上った。「抜かさないといけない人もたくさんいる。一緒に頑張るというよりは、自分が早く1軍の舞台に立てるように頑張りたい」。単に仲の良いチームメートで終わらせるつもりはない。同期に対し、早くもライバル心をのぞかせた。

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