阪神は関西大の153キロ左腕・金丸夢斗投手をドラフト1位指名候補としていることがわかった。
統括スカウトなどが既にチェック済み
阪神は金丸夢斗投手について球団関係者が「能力が高いし、ドラフト1位で競合するのは間違いない」と話し、今秋のドラフト会議の1位指名候補としている。以前から担当スカウトがチェックをしているが、既に畑山統括部長も投球をチェックし、蔦村球団本部長もその力を把握しているという。
阪神は伊藤将投手、大竹投手の左のローテーション投手に加え、門別投手も台頭している他に、及川投手、富田投手などが先発候補にいるが、将来のために20代前半の左腕投手で中心選手を作っておきたい所。昨年のドラフト会議は育成を含めて8人を指名しているが、投手として指名した5人はすべて右腕投手で、今年は左腕投手を指名する可能性は高い。
金丸投手は153キロのストレートをコントロール良く投げ、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットなどの一通りの変化球で抑えられる投手で、関西学生リーグでは19翔2敗、現在18連勝中という驚異的な成績をのこしている。昨年12月の侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも参加し、侍ジャパントップチームの井端監督が高く評価、3月6日、7日の欧州代表との対戦でトップチームに抜擢した。
兵庫県神戸市出身と地元の選手でもあり、村上投手、坂本捕手、佐藤輝選手、近本選手など地元兵庫県出身の選手が活躍している阪神において、金丸投手も欠かせない存在となる。
まだまだ先は長い今年のドラフト戦線、遊撃手の明治大・宗山塁選手や、右のスラッガーの青山学院大・西川史礁選手などが注目される中で、阪神は昨年に若手遊撃手を指名し、レギュラーも中野選手や木浪選手などを競争状態にしており、強打の外野手も佐藤輝選手や森下選手を1位指名し、右の強打者も森下選手を獲得し、1年目から活躍をしている。
宗山選手や西川選手ももちろんほしい選手に間違いないが、ポジションの優先的にも左腕投手を最優先とする可能性もある。あとは昨年は1位指名の競合を避ける形になったが、今年は競合覚悟で行くかどうかという所か。阪神のドラフト1位指名に注目したい。



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