新人王はセ・リーグが村上頌樹投手、パ・リーグが山下舜平大投手、新型コロナに影響された2020年ドラフト指名選手が逆襲

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「NPB AWARDS 2023」が開催され、セ・リーグは阪神の村上頌樹投手、パ・リーグはオリックスの山下舜平大投手が獲得した。

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コロナを経験

新人王に輝いた両選手は、2020年のドラフト指名選手で、共に新型コロナの影響を大きく受けた世代の投手となっている。

村上頌樹投手は2020年のドラフト5位で阪神に指名され、昨年までは2021年に2試合に登板して1勝を挙げたのみだったが、今年は10勝6敗、防御率1.75の好成績で阪神の日本一に大きく貢献し、MVPと新人王のW受賞となった。

智弁学園で2016年のセンバツで優勝し、東洋大では3年時の2019年春に6勝0敗を記録、エースとして大成した中で2020年は新型コロナの影響で登板が無く、その年のドラフト5位で阪神に指名されている。もし4年生のシーズンがあったらもっと高く評価されて指名されたかもしれないが、阪神で2年間実績がない中でストレートの威力が大学時代から非常に強くなり、持ち前のコントロールと球威を持ち合わせる投手となった。

山下舜平大投手も福岡大大濠で1年時から恵まれた体格と球威が注目され、高校3年時には大きく注目されるであろうとされた矢先に、新型コロナの影響によりセンバツや夏の甲子園が中止となり、3年時は春季大会は中止となり、夏は夏季福岡大会として福岡県の各地区毎に試合が行われ、福岡地区の決勝戦で福岡高に敗れたものの、素質あふれる投球を見せていた。

そしてその後に行われた、プロ入りを目指す高校生が参加するプロ志望高校生合同練習会に、ドラフト上位指名候補だったものの参加し、威力あるストレートと得意のカーブを投げていた。ドラフト会議では佐藤輝明選手を外したオリックスがドラフト1位で指名している。

共にドラフトイヤーに新型コロナの影響を大きく受けたが、プロでその実力を見せつけた。

ルーキーでは、セ・リーグは阪神のドラフト1位・森下翔太選手が10票を獲得して2番目、パ・リーグでも東北楽天のドラフト3位・渡辺翔太投手が20票を獲得して2番手煮つけた他、育成ドラフト4位指名のオリックス・茶野篤政選手も支配下登録されて活躍し、1票を獲得した。

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