千葉ロッテ・藤岡貴裕投手が4回途中7失点で降板、目立ってしまう東都のエースたち

福岡ソフトバンク球団ニュース選手コラム千葉ロッテ球団ニュース2011年ドラフト

 千葉ロッテの藤岡貴裕投手が埼玉西武相手に7失点し4回途中で降板、敗戦投手となった。東京六大学の野村祐輔(明大:2011年広島1位)、首都大学リーグの菅野智之(東海大:2012年読売1位)と共に注目されBIG3と呼ばれた。その中でも150km/hのストレートを投げる左腕投手として最も注目された投手かもしれない。

 野村投手が昨年9勝を挙げ新人王を獲得した。藤岡投手は昨年6勝7敗、制球を乱す場面もあり2軍降格もしている。そして今年もここまで1勝3敗と負けが増えてきている。1年遅れでプロ入りした菅野智之投手がここまで3勝0敗なのに比べると歯がゆい。

 藤岡投手だけでなく、東洋大の大場翔太投手(2007年福岡ソフトバンク大社ドラフト1位)は東浜巨投手に抜かれるまで東都の奪三振記録を持ち、リーグ通算33勝を挙げた大エースだったが、プロではここまで5年間で13勝17敗と低迷している。東都で35勝を挙げた東浜巨投手も2試合に登板し2試合とも大量失点して2軍に降格した。

 藤岡投手はまだ2年目、東浜投手はルーキーなのでまだ早計だとは思うし、青学大で23勝を挙げた石川雅規投手(2001年ヤクルト自由枠)や日大出身の館山昌平投手(2002年ヤクルト3位)、中大出身の沢村拓一投手(2010年読売1位)など活躍している投手も多い。東京六大学など他のリーグでもドラフト1位で入団し活躍できなかった投手も少なくは無いので、一概には言えるものではないが、特に注目されるリーグで、特に注目された投手が伸び悩んでいるので目立ってしまうということなのだろう。

 日本一の激戦と言っても良い東都リーグで、今年は亜大の九里亜蓮投手や国学大の杉浦稔大投手がドラフト上位候補として名前が上がる。来年は中大・島袋洋奨投手が1位候補に挙がる。その後にもエース候補が全国から集まってきている。これからも注目されるのは間違いない。ただしドラフト前だけでなく、プロ入り後に活躍して注目される投手になってほしい。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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