東京ヤクルトがFA戦線の主役となるか、福岡ソフトバンクの石川柊太投手と、東北楽天の茂木栄五郎選手の獲得を目指す。
巻き返し
2021年の日本一、2022年のセ・リーグ優勝から、2023年、2024年は低迷している東京ヤクルトが、FA戦線に参戦する。
チームは投手陣強化をテーマにドラフト会議でも即戦力投手の獲得を続けてきたが、まだ投手陣の整備の目処が見えない状態が続き、今季のチーム防御率は3.64でリーグワースト、2桁勝利を挙げる投手もいなかった。
そこで小川GMは福岡ソフトバンクでFA宣言をした石川柊太投手の獲得を目指し、「参加するということになります。先発で1年間ローテーションを守っていけるだけでなく、中継ぎも両方こなせる。戦力として十分に考えられる」と話した。ドラフト会議でも1位で160キロ右腕の中村投手を獲得しており、石川投手の獲得と急ピッチで投手陣の整備を進める。
また、強打の内野手の茂木栄五郎選手の獲得も目指す。チームではショートの長岡選手が大きく台頭したが、山田選手の成績が思わしくなく、ファーストも外国人に頼る所となっている他、来年のは村上選手がメジャー挑戦のために移籍する可能性が高い。茂木選手は長打力があり、またショートを含めて内野の全ポジションを守れる選手で、セカンド、サード、ファーストのポジションで出場しながら、打線の厚みを増すことができる選手となる。
茂木選手はBランクで人的補償が必要だが、複数年契約を提示し獲得を目指す。ヤクルトがFAで同時に2選手を獲得すれば、2014年の大引選手と成瀬投手を獲得して以来、10年ぶり2度目となり、FA戦線の主役となるか注目したい。
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