鹿児島実・横田慎太郎選手が今大会1号本塁打、文徳・本田建都投手は2試合連続延長制す、その他高校生の活躍

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 鹿児島実の横田慎太郎選手が高校通算29号となるホームランを放った。

 横田選手は高校通算28本塁打の長打力と、最速141km/hを投げる投手としてプロも注目し、夏の初戦では5球団10人のスカウトが視察した。この日は投手として5回を投げて2安打7奪三振も4四死球で2失点とまずまずの投球だが、打撃では5打数2安打で今大会1号となる3ランホームランを放つなど、5打点の活躍を見せた。

 今大会、打撃では初戦こそ3打数ノーヒットも、16打数8安打7打点となっている。投げては4試合に先発、17回を投げて10安打13奪三振で7失点と失点を重ねているが、三振も多く奪い力のある所を見せている。プロ入りは確実と見られるがプロでは強肩強打の外野手としてプレーする事となりそうだ。

 熊本大会では文徳の本田建都投手が157球、延長11回を10安打7奪三振2失点に抑えて勝利した。前の試合でも延長10回、119球投げて完投し、4試合で394球を投げている。

 春に完全試合を達成してから、インフルエンザにかかり苦しんだ。しかしそれでも実力は高く、ベスト4まで勝ちあがった。済々黌・大竹耕太郎投手はこの日、7回コールド6安打1失点で勝ち上がり、いよいよ次に両投手が激突する。

 神奈川大会では宗佑磨選手が2安打3盗塁を記録、50m5.8秒の俊足で5回には投手の暴投でセカンドから一気にホームまで駆け抜けた。投げては141km/hを記録する肩もあり、来年のドラフト候補として注目されている。

 高岡南は杉野文哉投手が自己最速141km/hを記録し強豪の不二越工を破った。中学時代に強豪から誘われ、試合を見て勝った方に進むと決めて高岡南に進んだ杉野投手、楽しみな投手だ。

 智弁和歌山は3回戦で破れた。ドラフト候補の吉川雄大投手は、1-2とビハインドの6回途中から3回2/3を投げて2安打無失点に抑えたものの、味方が追いつけずにそのまま1-2で敗れた。吉川投手は夏の大会前の練習試合でスカウトの前で大量失点を喫したものの、夏の大会で復活の手ごたえを見せていただけにそれを見せるチャンスが消えてしまったのは非常に残念。2年夏の甲子園の投球だけでスカウトも本人もプロでやれるというものが得られているかだろう。

マルチな活躍!横浜隼人・宗2安打3盗塁/神奈川  - サンケイスポーツ:2013/7/21

 第95回全国高校野球選手権神奈川大会(20日、サーティーフォー相模原)柏陽に7-1で完勝。父がギニア人の宗が一回先頭で二塁打を放ち、先制のホームを踏むなど、2安打3盗塁と躍動。「1番を任されているので、いつも試合を決める気持ちです」と胸を張った。五回に相手投手が暴投すると、50メートル5秒8の俊足を生かし、二塁から一気に生還した。宗の少年野球時代の1学年先輩で、柏陽のエース・北川も「いい打者になったと思う。絶対に甲子園に行ってほしい」と思いを託した。

 高岡南の快速右腕、杉野が、真っ向勝負で不二越工打線を破った。3回から登板すると、140キロ台の直球を連発。3回には自己最速タイの141キロをマークした。「逃げて四球になるのは嫌。自分のボールを信じて、ストレートを投げました」と杉野。猛暑の下、気迫の投球を見せた。

 県内外から有力選手が集まる強豪校を相手に、すべての力を出し切った。毎回のように得点圏に走者を背負ったが、ゆるいカーブで緩急をつけ、スライダーも駆使。「追い込んでもカットされる。力んだ時は深呼吸をしました」。コーナーをていねいに突いて、最後はストレートで奪三振。9回を投げきると、飛び上がって大喜びした。

 中学時代からエースとして活躍し、卒業時には強豪4校から誘いを受けた。迷った末に、夏の県大会に出かけ、新湊と高岡南の対戦を観戦。「勝った方に行くと決めた」と偶然に任せて進路を決定した。中学時代から楽天の田中将大やダルビッシュ有の動きを研究してフォームを改良。今冬を越え、富山県屈指の好投手に成長した。

 ついに途絶えた。昨年まで戦後全国最長の8年連続出場していた智弁和歌山の夏が3回戦で終わった。試合後、高嶋仁監督(67)は「選手たちはよく頑張ってくれたが、9連覇の重圧があったのかもしれない」と穏やかな表情で振り返った。

 名将の言葉通り、4回2死二、三塁から失策で先制点を献上。5回には本塁打を許し2点のリードを許した。6回1死二塁とされると、高嶋監督はエース吉川雄大(3年)を投入。ピンチを切り抜けた左腕は、6回2死三塁で自ら左前適時打。1点差に詰め寄ったが、9回2死満塁で、最後の打者が遊飛に倒れるなど一歩届かなかった。

 吉川は「記録を途切れさせて、後輩や監督に申し訳ない」と涙。高嶋監督も「来年はまた一から、コツコツと(チームを)つくっていかないといけない」と必死で前を向いた。


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