岩出山・今野龍太投手が16奪三振でノーヒットノーラン、部員14人のチームを引っ張る

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 高校野球宮城大会では無名の岩出山高校に登場した143km/h右腕・今野龍太投手が16奪三振でノーヒットノーランを達成した。

 今野投手は春季大会で1試合19奪三振など5試合で68奪三振を記録、140km/hを超すストレートで注目される存在となった。そしてこの夏もいきなりの16奪三振でノーヒットノーラン達成と、素晴らしい活躍を見せている。

 昨年秋は部員が不足し大会出場を辞退した。そこから部員7人を何とか集め、1年生が半数を占めるチームでエースとして獅子奮迅の活躍を見せる。この日も9回に味方のエラーで走者を出したが「俺が抑える」と動揺する内野陣を落ち着かせて勝利を掴んだ。

 今野選手の活躍はプロのスカウトだけでなく、1年生のナインにも響いているはずだ。今野投手の将来も楽しみだが、岩出山高校のナインの将来も楽しみだ。

 岩出山の今野に派手なガッツポーズは一切なかった。最後の打者を自慢のストレートで空振り三振に仕留めても、淡々とあいさつの列に並ぶ。その理由は今野が感情を表に出さない超クールガイ、だからではなく「試合が終わって、周りから言われて初めて気付きました」と大記録に気付いてさえいなかったからだった。

 立ち上がりは制球に苦しみ、変化球主体の投球。目の前の打者に集中することだけを考えた。すると「6回くらいから、直球がキテると思いました」とスリークオーター気味の右腕から繰り出す直球で押しに押した。9回2死には、終了まであと1人のところから味方の失策で走者を二塁に背負った。それでもマウンドで組んだ円陣の中で「オレが抑えるから大丈夫」と強気の姿勢を貫いた。

 昨秋は部員不足で地区大会出場を辞退。1年生7人が加入して臨んだ春季大会では、82年以来、30大会ぶりの県大会出場を決めた。この日も先発9人中4人が1年生。7回には遊撃の金子智哉(1年)が三遊間の深いゴロを好捕して、快挙をアシストした。今野も「いつもあの当たりは捕れないんです。きょうは捕ってくれて感謝です」と下級生の成長を実感した。

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