18U日本代表合宿スタート、松井裕樹投手、森友哉投手、渡辺諒選手などに阪神、埼玉西武、福岡ソフトバンクのスカウトが視察

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 18Uワールドカップの日本代表合宿がスタートした。

 桐光学園・松井裕樹投手は大阪桐蔭・森友哉捕手を相手にブルペン入りしドラフト1位候補バッテリーが組まれた。ストレート、スライダーを34球投げた。そしてこちらもドラフト上位候補の花咲徳栄・若月健矢選手を相手に新球のカットボールを試した。森友哉選手は松井投手の球について「真っすぐは速いしスライダーのキレもやっぱり凄い」と話すと、若月捕手もカットボールについて「決まりだすと打てない」と話した。

 ドラフト1位候補の森友哉選手や関東大会で松井裕樹投手と対戦し2安打を記録した若月選手とは今後もライバルとして対戦していく事になると思うが、まさに夢のバッテリーと言える。

 森友哉選手はこの他に、済美・安楽智大投手、瀬戸内・山岡泰輔投手など6人の投手の球を受け、「松井君は球の勢いがあり、安楽君は球威と重さが凄い」と話した。前橋育英の優勝投手、高橋光成投手は今日25日に代表に合流し、来年のドラフト候補2人の球も味わう事になる。

 この日は阪神、埼玉西武、福岡ソフトバンクの3球団のスカウトが視察し、阪神・畑山スカウトは「森、渡辺の打撃はずば抜けている」と話し、森友哉選手と共に、東海大甲府・渡辺諒選手の打撃を絶賛した。また、松井投手は進路について聞かれたものの「終わってから」と大会後に野呂監督などと相談して決めることをあらためて話した。

 昨年は藤浪晋太郎投手、大谷翔平投手、北條史也選手などを擁したが6位におわった18U世界選手権、今年は経験を活かして優勝を狙いたい。それができる戦力は整っている。

 野球人生初の日の丸を背負った松井が、ブルペンに向かった。森友(大阪桐蔭)との今秋ドラフト1位候補同士の初バッテリー。ノーワインドアップから、感触を確かめるように34球を投じた。「(代表入りは)凄いうれしい。森はキャッチングがうまかった。気持ち良かったです」

 高校最後の夏は神奈川大会準々決勝で横浜に敗れ、甲子園出場はならなかった。それでも、日本代表のエースとしての期待がかかる。森友は「真っすぐは速いし、スライダーの切れもやっぱり凄い」と絶賛するほどの投球を見せた。捕手が若月(花咲徳栄)に代わった直後には「カット行きます」と、これまで投げていなかった新球を2球投じた。いずれもワンバウンドとなったが、若月は「決まり出すと打てない」と目を丸くした。

 松井の代名詞は縦に鋭く落ちるスライダー。春先からはチェンジアップを本格的に投げ始めて投球の幅を広げたが、今度はカットボールの封印を解いた。国際大会は金属ではなく木製バットを使用する。手元で小さく鋭く変化する球種。バットの芯を外すことができれば、詰まらせてゴロを打たせたり、バットをへし折ることもできる。そのための新たな引き出しだ。「興味本位で投げ始めた。様子を見て使いたい」と神奈川大会で敗れてから取り組んできた。悔しさから甲子園の中継はほとんど見ず、22日には後輩相手にシート打撃に登板し、合宿に照準を合わせてきた。

 進路については「(大会が)終わってから」と帰国後に野呂雅之監督と話し合うが、プロ志望は強く、将来的にカットボールを覚えることはプラスとなることは間違いない。「(目標は)優勝すること。自分の力を出せれば」。決意の丸刈り頭で日本代表を世界一に導く。

 世界の頂点に向け、松井が新球を披露した。左胸に「JAPAN」の文字をつけたプロ注目の左腕は34球の投球練習のうち、新たに習得したカットボールを2球投げた。ともにワンバウンドしたが、そのうち1球は捕手の若月が後逸したほど。決め球のスライダーよりも球速があり、キレがあった。「今回の試合は(金属ではなく)木製バット。興味本位で独学で練習した」と説明した。

 これまではMAX149キロの直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップを中心に投球を組み立ててきた。今回は米国をはじめ韓国、台湾などの強力なスラッガーが相手。スライダーよりも速く、右打者の内角に食い込む“新球”は有効な球種となりそうだ。「使えるかなという感じ。実戦から離れているので、様子を見て、試していけたら」と説明。練習試合でテストするつもりだ。

 7月25日の神奈川大会準々決勝で横浜に敗れてから30日が過ぎた。「寮に残って毎日、練習してきた。後輩のシート打撃に登板したり、審判をやったりした」と振り返った。出場を逃した夏の甲子園については「ほとんど見なかった」と明かした。注目の進路についても桐光学園・野呂監督と相談し「大会までは集中していこう」と封印し、世界の舞台に臨む。

 盗めるものはすべて盗みます!157キロ右腕の安楽(済美)がブルペン入りし、森らを相手にカーブやスライダーを交えて24球投げた。

 「松井さんの変化球や、森さんからは藤浪さん(現阪神)がどんな投球をしていたかを聞きたい」と笑顔。自身初めての海外遠征。「代表に恥じないような投球をしたい」と気合を入れた。

 2年連続でメンバー入りした大阪桐蔭の森は、まとめ役を買って出た。

 「昨年の経験がありますし、引っ張っていく立場。世界一を狙う」と決意表明。前回大会では決勝進出を懸けた2次ラウンド最終戦で米国選手に本塁クロスプレーでタックルを受ける国際大会の洗礼を浴び、最終的に6位。それだけに「チームが一つになりきらないと接戦では勝てない」と話した。


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