山城大智投手が143km/h記録、序盤失点も層の厚さで沖縄尚学が優勝

沖縄尚学, 山城大智, 赤嶺拓

 春季高校野球九州大会の決勝では沖縄尚学と創成館が対戦し、5-4で沖縄尚学が昨年秋に続き九州大会を制した。山城大智投手は序盤に失点する悪い所が出たものの、その後は踏ん張り4失点に抑えた。主力4人をケガで欠いた沖縄尚学だったが、控えの選手が活躍を見せ、選手層の厚さで優勝を勝ち取った。

序盤失点も持ち直す

 山城大智投手には課題がある。昨年の明治神宮大会ではチームは優勝したものの、初戦の関東第一戦では初回に2失点、3回まで3失点して降板、決勝の日本文理戦でも4回まで3失点している。センバツでも1回戦の報徳学園戦で完封、2回戦の白鴎大足利戦で1失点完投をしたが、準々決勝の豊川戦では2回まで5失点し降板した。

 今大会でも日南学園戦では1安打完封するなど好投を見せたが、この日は初回に2失点、3回に2失点し序盤で4点を奪われてしまう。好投する日と序盤に失点を重ねてしまう日があり、それが課題となっている。

 しかしこの日、いつもならば2番手で登板する久保柊人投手は、準決勝で打者1人を投げたところで右人差し指を骨折し、2番手で登板予定だったファーストの上原康汰選手も自打球を右ヒザに受けて交代しており、山城投手は「投げる投手は自分しかいない」と気持ちを入れ替えると、4回以降は無失点に抑え自己最速タイの143km/hも記録している。

 持っている素質十分だが、まだ気持ちの面でムラがあるようだ。まずは東浜巨投手や嶺井博希選手のように大学で実績を積んでからのプロ入りという事になりそうだ。

 

4人が故障

 沖縄尚学は赤嶺謙選手が左手首をケガし、遊撃手の砂川修選手も左太ももをケガして欠場、他に外野手の久保選手、ファーストの上原選手など4人を欠いたものの、代わりに出場した赤嶺選手の双子の弟・赤嶺拓選手が決勝打を放つなど、選手層の厚さで優勝を果たした。

 夏までにどれだけの選手が復活できるのか気になるが、沖縄尚学の強さをあらためて感じさせた。

 

 4回、守備の乱れに乗じて追いつき、7回2死三塁から「代役」が右中間二塁打。大会前のケガで不在の赤嶺謙主将の双子の弟で「今大会まで公式戦にスタメンで出たことがなかった」という拓だ。攻守の要である兄の背中を追い続けた背番号「13」は、会心の決勝打に拳をぐっと突き上げた。主力にケガ人が続出した中でも、2季連続4度目の優勝を果たした比嘉公也監督は「スタメンが外れる中でも勝てた。自信にして、もっと競争をして夏を勝ち抜きたい」と力を込めた。

沖尚、貫録V - 西日本スポーツ:2014/4/26

 


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