花巻東が春季東北大会で優勝!2年生・高橋樹也投手が2安打11奪三振完封

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 高校野球東北大会は決勝戦が行われ、花巻東が盛岡三との岩手対決を制して優勝した。2年生の左腕・高橋樹也投手が2安打11奪三振で完封した。

強い花巻東

 花巻東はこの大会で、初戦で10-0(6回コールド)、準決勝は八戸学院光星を8-3で下し、決勝は3-0で盛岡三を下した。

 初戦は左腕の小野寺祐人投手が4安打完封勝利、準決勝は佐々木竜次投手が4回2/3を4安打7奪三振2失点、そしてこの日の決勝では2年生の左腕・高橋樹也投手が先発すると、自己最速となる141km/hを記録し、2安打11奪三振で3塁を踏ませずに完封した。

 先発を予定していた細川稔樹投手が前日の八戸学院光星戦で打球を左肩に受け、急遽、高橋投手が先発に指名されたようだ。それでもこれだけの快投を見せた。投手、野手ともに次々と活躍する選手が登場してくる。また他県から多くを集めるのではなく、地元の選手が多く活躍するチームでもある。

 昨年夏の甲子園で物議をかもしだした千葉翔太選手や、菊池雄星投手、大谷翔平選手といった様々な特徴を持った選手が出てくる。選手それぞれが成長する為、勝つために考えながら野球生活を送っている印象を強く受ける。だからこそさまざまな特徴を持った選手がそれぞれの良い面を伸ばしていくのだろう。

 そして勝つ事を合言葉にチームが一つにまとまる。夏の岩手県は準優勝した盛岡三や盛岡大付の松本裕樹投手など素晴らしいチームがいるが、本命は花巻東となりそうだ。

 

 先発予定だったエースの細川は、前日の八戸学院光星戦で打球を左肩に受け、腕が上がらない状況。高橋が代役に指名されたのは、試合開始2時間前の午前8時だった。「けがをしていたのは知っていたので、準備してました。絶対に打たせない、という気持ちで投げました」

 緊急登板にも動じず、直球は自己最速を5キロ以上更新する141キロをマーク。三塁すら踏ませなかった。佐々木洋監督(39)は「今まで見た中で最高のピッチング。頑張っても5回までと思っていた。今大会一番の収穫ですね」と公式戦初完封の左腕を手放しで絶賛した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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