近江2年生小川良憲投手が好投もバントに屈する、植田海選手は最後の夏に燃焼しプロ志望を表明

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 近江高校は2年生エースの小川良憲投手が8回まで無失点の好投を見せたが、9回にバントで逆転負けを喫した。近江のプロ注目遊撃手・植田海選手はプロ志望を口にした。

大会屈指の投手

 2年生の小川良憲投手は177cmの身長があり、スリークォーターから今大会145km/hを記録、初戦の鳴門戦では9安打3奪三振も完封勝利を挙げている。

 この日も8回までは6安打3奪三振で無失点と好投を続けた。しかし9回に先頭打者をヒットで許すと、バントヒットでピンチが広がり、野選で1失点すると最後はスクイズでサヨナラの得点を奪われた。植田投手はバントヒットについて「あれからおかしくなった」と動揺したようだ。聖光学院のバント攻めが大会屈指の投手を崩した。

 敗れはしたものの、今大会で5本以内に入る投手だと思う。もう少し球威や体ができれば来年はドラフト上位に入ってくると思う。

 

植田海選手は約半年間を燃焼

 近江の3番遊撃手・植田海選手はこの日は3打数1安打も6回には犠牲フライでチーム唯一の打点を挙げていた。日本航空高校に入学するも1年で退学し、2年春から近江高校に転入した。規定により1年間公式戦出場はできず、試合出場ができたのはこの4月から。

 植田選手の高校野球は短い時間だったかもしれないが、夏の予選を勝ち抜き甲子園でも勝利し8月21日まで、実力でプレーする時間を延ばした。50m5.8秒の足と遊撃手としてのプレー、そして初戦の鳴門戦で4打数3安打を記録しプロも注目をしている。

 試合後に植田選手は「感謝の気持ちです。近江に来て良かった」と心から話した。そしてプロ入りについて「ずっと目指していた。行きたい気持ちはある」とプロ志望を表明した。高いセンスを持つ遊撃手として、リストに残している球団もあると思う。

 次はプロで、1軍でプレーする時間を自分の力で作りだす。

 プロ注目の近江・植田の夏が終わった。6回1死三塁から先制の左犠飛を放ったが、サヨナラ負け。「感謝の気持ちです。近江に来て良かった」と話した。

 一度は日本航空(山梨)に進学したが、諸事情により1年で退学。2年から近江に転入した。高野連の規定で1年間公式戦に出場できなかったが「最初で最後の夏」は完全燃焼した。プロ志望届は出す予定で「(プロは)ずっと目指していた。(将来的に)行きたい気持ちはある」と次のステージを見据えた。

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