侍ジャパンと高校野球連盟は、9月1日からタイで行われる18Uアジア選手権の代表18人を発表した。この夏の甲子園未出場の選手として、昨年夏優勝の前橋育英・高橋 光成投手、昨年選抜優勝の浦和学院・小島 和哉投手、春江工の栗原 陵矢捕手などが選出された。今年のドラフトで名前が上がる選手が指名されている。
侍ジャパン18U代表一覧
守備 | 高校 | 選手 | 学年 | 特徴 | 投打 | 球速 | 短評 | 評価 |
投手 | 明徳義塾 | 岸潤一郎 | 3 | 175cm72kg | 右右 | 145 | 甲子園でも抜群の度胸を見せた。打撃も◎ | A |
富山商 | 森田駿哉 | 3 | 183cm79kg | 左左 | 146 | 甲子園で完封、完投、大会NO1左腕の実力発揮 | A | |
沖縄尚学 | 山城大智 | 3 | 175cm68kg | 右右 | 137 | ライアン投法で粘りの投球、成長期待できる | B | |
日本文理 | 飯塚悟史 | 3 | 187cm76kg | 右左 | 148 | 甲子園4試合一人で投げ切る、角度ある球 | A | |
前橋育英 | 高橋光成 | 3 | 188cm88kg | 右右 | 148 | 昨夏優勝、角度あるストレートとスプリット武器 | 特 | |
浦和学院 | 小島和哉 | 3 | 175cm75kg | 左左 | 142 | 昨春優勝、伸びるストレートと鋭い変化球注目 | A | |
捕手 | 春江工 | 栗原陵矢 | 3 | 178cm74kg | 右左 | 高校入学時からプロ注目、1年秋に活躍 | A | |
報徳学園 | 岸田行倫 | 3 | 175cm70kg | 右右 | 抜群のフットワークで遊撃手としてもセンスあり | B | ||
敦賀気比 | 岡田耕太 | 3 | 173cm78kg | 右右 | 強打の敦賀気比の4番、金属バットで鋭い振り | B | ||
内野手 | 明徳義塾 | 安田孝之 | 3 | 174cm73kg | 右左 | 明徳の遊撃手として好プレー、つなぐ打撃も | B | |
履正社 | 吉田有輝 | 3 | 173cm69kg | 右左 | 中学時日本代表遊撃手、打撃で準優勝貢献 | B | ||
沖縄尚学 | 安里健 | 3 | 181cm84kg | 右右 | 大型サードとして長打魅力 | B | ||
大阪桐蔭 | 峯本匠 | 3 | 172cm72kg | 右左 | 2番を打ち小柄ながらも甲子園で長打力見せる | B | ||
智弁学園 | 岡本和真 | 3 | 182cm80kg | 右右 | 高校通算55本塁打の怪物候補 | 特A | ||
大阪桐蔭 | 香月一也 | 3 | 175cm82kg | 右左 | 2年時から甲子園で活躍、天才的打撃は森譲り | A | ||
外野手 | 健大高崎 | 脇本直人 | 3 | 180cm80kg | 右左 | 機動破壊の中心核、インコース打ちの技術高い | A | |
横浜 | 浅間大基 | 3 | 182cm72kg | 右左 | プロ注目のパンチ力ある1番打者、22本塁打 | 特A | ||
龍谷大平安 | 徳本健太朗 | 3 | 177cm78kg | 右左 | 50m5.8秒の俊足をプロも評価、本塁打も記録 | A |
夏の甲子園で優勝した大阪桐蔭からは峯本選手、香月選手の2番、3番が選出され、福島投手などは選出されなかった。また準優勝の三重高校からの選出は無かった。
夏の甲子園組ではNO1左腕の森田投手、健大高崎で活躍した脇本選手が選出された。甲子園未出場組からは、昨年春優勝の浦和学院・小島投手、夏優勝の高橋投手が選出された。ともに今年は不調で甲子園出場ができなかったが、状態が注目される。また横浜高校の浅間大基選手が選出された。
またサプライズとしては春江工の栗原陵矢捕手が選出された。栗原選手は九州国際大付の清水優心選手などとともにプロ注目の捕手だが、甲子園に出場した清水選手をさしおいて18U代表に選出された。中学時から注目された選手として、関係者の期待度が現れている。
ちなみに、センバツ後に発表された第一次候補は以下の通り(黄色は18U代表選出選手)
守備 | 高校 | 選手 | 学年 | 特徴 | 投打 | 球速 | 短評 | 評価 |
投手 | 佐野日大 | 田嶋大樹 | 3 | 180cm70kg | 左左 | 145 | 柔軟にフォームを変える速球派左腕 | A |
日本文理 | 飯塚悟史 | 3 | 187cm76kg | 右左 | 148 | 明治神宮大会決勝で2本塁打、注目 | A | |
豊川 | 田中空良 | 3 | 176cm74kg | 右左 | 145 | センバツで145km/h記録、動く球でベスト4 | B | |
龍谷大平安 | 高橋奎二 | 2 | 176cm62kg | 左左 | エースとして活躍、試合の流れ変える力 | B | ||
履正社 | 永谷暢章 | 2 | 184cm80kg | 右右 | 147 | まだ安定感欠けるが147km/h速球魅力 | A | |
新庄 | 山岡就也 | 3 | 173cm75kg | 左左 | 143 | 4試合完投、カーブ、スライダーも鋭い | A | |
明徳義塾 | 岸潤一郎 | 3 | 175cm72kg | 右右 | 145 | 甲子園でも抜群の度胸を見せた。打撃も◎ | A | |
美里工 | 伊波友和 | 3 | 178cm72kg | 右右 | 144 | 球威で押せて、空振り奪える本格派 | B | |
沖縄尚学 | 山城大智 | 3 | 175cm68kg | 右右 | 137 | ライアン投法で粘りの投球、成長期待できる | B | |
捕手 | 関東第一 | 池田瞳夢 | 3 | 171cm80kg | 右右 | セカンドまで1.87秒の肩に打撃開眼 | B | |
豊川 | 氷見泰介 | 3 | 173cm71kg | 右左 | チームの3番として安打連発、光るリードも | B | ||
龍谷大平安 | 高橋佑八 | 3 | 176cm75kg | 右右 | 決勝で3安打、捕手として2年生二人を好リード | C | ||
報徳学園 | 岸田行倫 | 3 | 175cm70kg | 右右 | 遊撃手としてセンス見せる | B | ||
内野手 | 白鴎大足利 | 直井秀太 | 3 | 173cm78kg | 右左 | パンチ力がある一塁手 | C | |
八戸学院光星 | 深江大晟 | 3 | 176cm75kg | 右右 | 大会前に3本塁打、大会でもホームラン放つ | B | ||
佐野日大 | 吉田叡生 | 3 | 172cm72kg | 右左 | セカンドで主将、小柄ながらパワーある打撃 | B | ||
明徳義塾 | 森奨真 | 3 | 170cm65kg | 右右 | セカンドの守備でベスト8貢献 | C | ||
智弁学園 | 岡本和真 | 3 | 182cm80kg | 右右 | 高校通算55本塁打の怪物候補 | 特A | ||
沖縄尚学 | 安里健 | 3 | 181cm84kg | 右右 | 大型サードとして長打魅力 | B | ||
横浜 | 高濱祐仁 | 3 | 182cm82kg | 右右 | 通産23本で評価高くドラフト1位候補 | 特A | ||
履正社 | 吉田有輝 | 3 | 173cm69kg | 右左 | 中学時日本代表遊撃手、打撃で準優勝貢献 | B | ||
外野手 | 白鴎大足利 | 大下誠一郎 | 2 | 172cm87kg | 右右 | 141 | 福岡まで監督が口説きに行き、優勝の立役者 | B |
駒大苫小牧 | 伊藤優希 | 3 | 175cm68kg | 右右 | 100m11.3秒の俊足外野手 | B | ||
横浜 | 浅間大基 | 3 | 182cm72kg | 右左 | プロ注目のパンチ力ある1番打者、22本塁打 | 特A | ||
龍谷大平安 | 徳本健太朗 | 3 | 177cm78kg | 右左 | 50m5.8秒の俊足をプロも評価、本塁打も記録 | A | ||
沖縄尚学 | 赤嶺謙 | 3 | 176cm73kg | 右右 | 50m5.8秒のある外野手、評価上がりそう | B |
明徳義塾の岸投手、沖縄尚学の山城投手、日本文理の飯塚投手、智弁学園・岡本選手、龍谷大平安・徳本選手がそのまま選出された。
選出されなかった選手
一次候補に挙がっていた選手のうち、佐野日大の田嶋投手、新庄の山岡投手、豊川の田中投手が選出されなかった。田嶋投手は状態が良ければ選出されたと思うが、栃木大会決勝で故障をして選出されなかったとみられる。また横浜の高濱祐仁選手も調子が上がらず選出されなかった。
昨年の18U世界選手権でキューバを完封した済美の安楽智大投手は選出されなかった。また、おととしは森友哉選手、昨年は安楽投手、高橋光成投手など2年生が選ばれていたが、龍谷大平安の高橋投手、履正社の永谷投手など2年生の選出はなかった。
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